ページが見つかりませんでした - ぼくは巨匠になりたい。 https://peco-ken.com 『建築・建設業界の働き方』を考えるブログ|就職・転職・独立・副業 Sun, 07 Aug 2022 02:17:36 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.8.9 https://peco-ken.com/wp/wp-content/uploads/2021/04/cropped-1f1704dcabc91e2d274226a218e27811-32x32.jpg ページが見つかりませんでした - ぼくは巨匠になりたい。 https://peco-ken.com 32 32 【知らないとヤバい】ブラックな建築・建設企業の見極め方4選 https://peco-ken.com/black/ https://peco-ken.com/black/#respond Mon, 18 Jul 2022 10:03:29 +0000 https://peco-ken.com/?p=22080 けんちくは、しばたまる@yabaikaguです。
この記事ではブラックな建築企業の特徴4選をまとめて紹介。
  • ブラックな建築企業には就職したくない
  • ブラックな建築企業の特徴を知っておきたい
  • 内定をもらった企業がブラックかもしれない

しばたまる
そんな時に読んで欲しい記事です!

建築業界ではキツイ・汚い・危険のいわゆる3Kのイメージがあり、ブラック企業も多く存在しています。

ブラックな建築企業を見分けて優良企業に就職するためには、どうすればいいのでしょうか。

この記事では、就活・転職エージェント「建築就活」の永井さんにインタビューをして

  • ブラックな建築企業の特徴4選
  • 建築企業の就活情報の集め方
  • 「建築就活」ってどんなサービス?

について教えていただきました。

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しばたまる
ブラックな建築企業の特徴4選を紹介します!

ブラックな建築企業の特徴4選

  • 入社後3年間の離職率が30%を大きく上回っている
  • みなし残業時間が45時間以上
  • 年間休日が記載されていない
  • 採用までのプロセスが短すぎる

それでは、1つずつ解説していきます。

    入社後3年間の離職率が30%を大きく上回っている

    ブラックな建築企業かどうか判断するためには、人が辞めていないかを見ることが重要です。

    いい企業であればそこで働き続ける人が多いので、離職率は高くなりません。

    具体的には入社後3年間の離職率30%を1つのラインとして判断していただきたいです。

    入社後3年間の離職率が50~60%など、30%を大きく上回っている場合はブラックな建築企業である可能性が高いでしょう。

    全業種でみると3年以内の離職率は30%ぐらいですが、業界によってかなり違ってきます。

    建設業の場合は20代が転職するまでにかかる平均年数は4年、30代では9年ほどです。

    そのため、新卒の3年以内離職率が30%を超えていると、企業に少し問題があるかもしれません。

    みなし残業時間が45時間以上

    みなし残業というシステムを理解して注意しておきましょう。

    みなし残業とは、月収の中に残業代が最初から含まれているシステム。

    みなし残業時間が毎月45時間を超えていると、ブラックな建築企業である可能性を疑った方がいいでしょう。

    毎日2時間程度の残業代があらかじめ給与に含まれているので、求人ページでは他の企業よりも年収が高く見えてしまいます。

    また、みなし残業時間以上に働いたとしても、超過分の残業代が支払われないことも珍しくありません。

    求人ページを確認する際は

    • みなし残業制であるか
    • みなし残業制である場合は45時間を超えていないか
    • 月収や年収に残業代が含まれていないか

    上記について必ず確認しておきましょう。

    年間休日が記載されていない

    そもそも休日の日数が書いていなかったり、週休2日と記載しているのに年間休日数が不明であったりする企業は注意が必要です。

    週休2日とか水日が休みと書いてあるだけでは、お盆や他の祝日に休めない可能性もあります。

    祝日の曜日によって多少は変動しますが、118~120日ほどの年間休日があれば土日祝日は休めるでしょう。

    年間休日についての記載がない企業の場合は、面接で必ず確認しておく必要があります。

    面接で直接聞きづらい場合は、エージェントから企業に確認をしてもらいましょう。

    採用までのプロセスが短すぎる

    採用までのプロセスが短すぎる場合は、ブラックな建築企業である可能性が高いので注意が必要です。

    面接が1回で決まってしまうような企業は、辞めていく人が多くかなりの人手不足に陥っているかもしれません。

    ブラック企業は少しでも多くの人材を確保するために、採用までのハードルを極端に下げている可能性があります。

    優良企業が本当に必要な人材であると感じて、1回の面接で採用してしまうケースもゼロではありません。

    しかし、採用までのプロセスが短すぎる企業は、ブラック企業かどうかを疑っておいたほうがいいでしょう。

    建築企業の就活情報の集め方

    建築企業の就活情報は、以下の方法で集められます。

    • 入りたい企業のOBやOG訪問をする
    • 面接時やインターンの際に聞いておく
    • 就活・転職エージェントに調べてもらう

    それぞれについて、詳しく紹介していきます。

    入りたい企業のOBやOG訪問をする

    入りたい企業にOBやOGがいれば、訪問をして企業の情報を集められます。

    求人情報に書いていることをOBやOGに確認することで、信ぴょう性の高い情報が得られるでしょう。

    • 残業はほとんどないと書かれているのに、残業しない日の方が少ない
    • 土日祝日は休みと聞いていたのに、実際はサービス出勤をしている

    上記のように入社してみないと分からないことでも、OBやOG訪問をすれば事前に聞くことが可能です。

    面接時やインターンの際に聞いておく

    残業時間や休日について気になる点があれば、面接時やインターンの際に聞いておきましょう。

    その際に明確な回答が得られない場合は、労働環境がよくない企業かもしれません。

    ただし、面接やインターンの際に

    • 休日出勤はありますか?
    • 残業時間はどれぐらいですか?

    などと労働時間に関する質問ばかりすると、「働きたくないのかな?」と採用側に思われる可能性があります。

    聞き方がストレートすぎると、採用時にマイナスとなることもあるので注意が必要です。

    就活・転職エージェントに調べてもらう

    内定をもらっていない状態では、残業時間や休日について聞きにくい方も多いのではないでしょうか。

    直接聞きにくいことは、「建築就活」のような就活・転職エージェントにお願いして調べてもらいましょう。

    就活・転職エージェントは企業の現場担当者との繋がりがあるので、就活生が聞けないことも代わりに確認してくれます。

    誰が聞いたのかは分からないように個人情報は伏せて確認してくれるので、採用に影響する心配はありません。

    「建築就活」とはどんなサービス?

    建築就活」のサービスについて、以下の項目を紹介していきます。

    • 「建築就活」は就活生と企業のマッチングをするサービス
    • 「建築就活」が契約している企業以外でも紹介できる

    1つずつみていきましょう。

    「建築就活」は就活生と企業のマッチングをするサービス

    「建築就活」は企業と就活生の間に入って、建築業界での就活をサポートする無料のサービスです。

    年間で500名ほどの就職活動をサポートして、その数は年々増え続けています。

    就活では求人サイトから企業を見つけて、自分で説明会や採用試験に応募することが多いですよね。

    「建築就活」は働きたい企業や興味のある職種をヒアリングして、就活生の代わりに企業を探します。

    履歴書など必要な情報が揃っていれば、自分で企業に応募する必要もありません。

    「建築就活」を通して無事入社が決定したら、企業側から報酬が支払われるという仕組みです。

    「建築就活」が契約している企業以外でも紹介は可能

    「建築就活」が契約している企業以外でも、気になるところがあれば紹介は可能です。

    就活生の名前や電話番号は伏せた状態で企業に情報をお渡しして、相手が希望すれば面接の設定をします。

    どの企業も人材を欲しがっている状態なので、契約している企業以外でも面接をして内定をもらえる可能性はありますよ。

    おわりに

    ブラックな建築企業への就職を避けるためには、早い段階で1つでも内定を取っておくことが重要です。

    1つも内定がないと就職を焦ってしまい、条件の悪い企業で妥協してしまうかもしれません。

    建築学生は課題やポートフォリオの作成に多くの時間を取られるので、就職活動に十分な時間を取れないことでしょう。

    しかし、採用側としては長く働いてほしい人材を探しているため、内定を取るためには企業を研究しておくことが大切です。

    建築就活」のようなサービスを利用して、企業の情報収集や応募など時間がかかる作業は就活・転職エージェントに任せてしまいましょう。

     

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    【悩んだら】設計課題アイデア解決サイト30選 https://peco-ken.com/sekkeikadai/ https://peco-ken.com/sekkeikadai/#respond Mon, 04 Jul 2022 11:40:36 +0000 https://peco-ken.com/?p=21892 けんちくは、しばたまる@yabaikaguです。
    この記事では設計課題に悩んだ時に役立つサイトをまとめて紹介。
    • 設計課題のアイデアが思いつかない
    • 設計課題の素材探しに苦労している
    • 設計課題やコンペで成果が出ない

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    設計課題アイデア解決サイトまとめ30選を紹介します!

    世界のデザイン事例を調べられる「designboom」

    まずは1999年に開設されたイタリア生まれの建築・デザイン・カルチャーのウェブマガジンdesignboom

    最も長い歴史を持つデザイン系メディアで、世界中のデザイン事例を調べる際に、とても役立ちます。

    外国語のメディアなので、記事をそのまま翻訳にかけて読んだり、

    検索して出てきた事例を再度、日本語でグーグル検索にかけて情報を集めたりすると良いです。

     

    建築を考える力が鍛えられる「10+1」

    次に建築を様々な視点から切り取った批評が掲載されているメディア10+1

    もう終了したメディアですが、アーカイブを読むだけで建築設計に必要な思考力が深まります。様々な角度から建築を語り、議論できる力を養うことができる良質なテキストなので、まずは1記事読んでみてください。

     

    建築空間から使ってる材料や素材を調べられる「TECTURE」

    次は建築事例から、空間で使用されている家具・建材の情報を検索できるサービスTECTURE

    建築空間の写真から使ってる素材をダイレクトに調べられるので、素材を決めるのに重宝します。

    また直接、サイトメーカーに問い合わせできるので実務でも使えるサイトです。

     

    日本の建築事例を調べられる「architecturephoto」

     

    次は日本の建築家の設計作品が多数掲載されているメディアarchitecturephoto

     

    建築写真だけでなく、設計者のテキストも掲載されているので、学びながら事例を探すことができます。

     

    直感的にデザインイメージが探せる「Pinterest」

    検索するだけで色んな人がUPしてるデザインが見られるサイトPinterest

    検索欄に単語を入れるだけで、てっとり早く参考イメージが見つかります。

    例えば、「シート」と検索すると、色んなコンペや設計課題のデータが大量に出てきます。

    1つ1つ読み込むだけでも、コンペの勝ち方や設計課題の表現の仕方が学べるのでブックマーク必須です。

     

    色んな人のポートフォリオが見られる「issuu」

    次に色んな人のポートフォリオが見れるissuu

    海外では定番の電子カタログ共有ツールで、クリエイターがポートフォリオをこぞってUPしているサイトです。

     

    英語で「portfolio」と検索すると、世界中の建築学生や建築人のポートフォリオを見ることが出来ます。

     

    ポートフォリオを作る時に、まずはこのサイトで理想のポートフォリオを探して、真似してみることから始めると良いですよ。

     

    世界の建築事例を調べられる「Archdaily」

    次に世界の建築事例を調べることが出来るメディアArchdaily

     

    世界一の建築メディアなので、建築事例に限れば、このサイトで探すのが一番早いです。

     

    日本の建築家の事例も掲載されています。掲載テキストを毎回翻訳して読めば英語の勉強にもなるし、将来、建築家を目指すなら読み慣れておくと良いです。まずはこのサイトで見つけて、日本語で再検索をかけてみましょう。

    プレゼン資料の配色を決める「coolors」

     

    資料のカラーリングを決める際に、合う配色が見つかるサイトcoolors

    Spaceキーを押すだけでランダムで作成できるので、配色に自信がなくても大丈夫。トレンドカラーも一覧で確認できます。

    まずはこのサイトで配色を決めて資料をワンランクアップさせてみてください。

     

    プレゼン資料の作り方が学べる「プレゼンデザイン」

     

    プレゼン資料の作り方を学べるサイトプレゼンデザイン

     

    伝わりやすいプレゼン資料の作り方の基礎を学べます。

     

    そこから自分の作品のテイストに合わせて工夫すると、しっかり伝わるプレゼン資料ができるので、プレゼン資料に自信がない場合は、このサイトで学んでみてください。

    また、パワーポイントのデザインテンプレートが無料でダウンロードできたりもしますよ。

     

    デザインのテクニックが学べる「デザイン研究所」

     

    次は、デザインの細かいテクニックが学べるサイトデザイン研究所

    1つ1つのデザインテクニックを分かりやすく紹介しているサイトです。

    すぐに使えるテクニックばかりを紹介してるので、見るだけでイラレやフォトショのレベルがグッと上がります。

    twitterやInstagramでも、デザインのテクニックを紹介しているのでフォロー必見です。

     

    ブラウザ上で一気にフォントを確認できる「wordmark」

     

    wordmarkは自分のPCにインストールされているフォントを、ブラウザ上で一気に確認できるサイト。

    課題でシートを作ったりプレゼン資料を準備したりする時に、フォント選びが早くなります。

     

    ベーシックな添景を探せる建築パース.com

    建築パース.comは建築パースのノウハウやテクニックをお届けする建築パース作成支援サイトです。

    パース作成に必要な植栽・添景、テクスチャまでを幅広く無料で入手が可能。

    人添景は油絵のようなテイストとラインを際立てて抽象化されたテイストのモノがあり、それぞれPSD・PNG形式でダウンロードができます。

     

    樹木の添景を探せる「素材屋.com

    素材屋.com樹木素材をダウンロードしやすいサイトです。

    パースに使える樹木添景がずらっとまとまっているので、TOPページをスクロールするだけで好きな素材が探せます。

     

    月50枚まで高解像度の添景をダウンロードできる「Gobotree

    Gobotreeは登録することで月50枚まで無料で高品質の添景がダウンロードできるサイトです。

    海外のサイトですが、とにかくバリエーションが豊かでリアルな添景をPSD形式で手に入れることができます。

    かっこいい海外風のパースに憧れる建築学生はぜひ登録しておきましょう。

     

    POPで暖かみのある添景を探せる「SKALGUBBAR

     

    SKALGUBBARはPOPで暖かいお手製のオシャレ添景が無料でダウンロードできるサイトです。

    海外の学生が運営しているサイトで友人などを撮影しているため、1つ1つの添景がなんとも温かみがありオシャレ。

    切り抜かれた状態のままPNG形式でダウンロードできるため重宝しますよ。

     

    オシャレな海外添景を探せる「NONSCANDINAVIA

     

    NONSCANDINAVIAオシャレな人の添景を探せるサイト。

    ほとんどの素材はモデルではなく、日常の人々が画像に使われているので、パースに入れるだけでリアリティが出ます。

    一度、設計課題で使ってみてください。

     

    編集しやすいPNGの素材を探せる「PNGEGG

    PNGEGGはPNGのデータをダウンロードできるサイトです。

    資料のアクセントで使えるPNG素材が一度の検索出てくるので、覚えておくと便利です。

     

    コアなCADデータが探せる「CAD-data.com」

    CAD-data.comはCADデータの共有サービス。

    すごくシンプルなサイトですが、図面で使えるコアなCADデータも見つかります。

    3Dデータもあるので、困ったら検索してみてください。

     

    木造住宅のCADデータがダウンロードできる「建築設計研究所」

    建築設計研究所は木造建築のCADデータが豊富なサイト。

    木造住宅のディテール図面がダウンロードできるので、このサイトのデータをダウンロードしておいて、住宅の設計課題で寸法や書き方を真似するだけでも、勉強になります。

     

    豊富なテクスチャを探せる「texture.ninja」

    texture.ninja高品質なテクスチャをダンロードできるサイト。

    木やコンクリートなど建築でよく使う素材が豊富なので、ほぼ確実に必要なテクスチャを見つけられます。

     

    自分好みのテクスチャを作成できる「architextures」

    architexturesはパースに使えるテクスチャをオリジナルで制作してダウンロードできるサイト。

    模様や質感など、自分好みのテクスチャを簡単に作成できるので、自分の作品に合うフリー素材が見つからない場合は、イメージするテイストに合わせて制作してみてはどうでしょう?

     

    幅広いジャンルの3Dモデルデータが探せる「Free3D」

     

    Free3Dは建築、乗り物、人など幅広いジャンルの3Dモデルが探せるサイト。

    マヤ、Blender、Cinema4Dなど自分が使っているソフトに応じたモデルを検索する機能もあるので便利です。

     

    インテリア系の3Dモデルデータが探せる「flyingarchitecture」

    flyingarchitectureは無料の3Dモデルがダウンロードできるサイト。

    特にインテリア系のデータが豊富です。

     

    自分がデザインした空間に置きたい家具モデルを探す時に見てください。

     

    約500万件の3Dモデルが公開されている「GrabCAD

     

    GrabCADも同様に無料の3Dモデルがダウンロードできるサイト。

    3Dプリントマシンの会社が提供するサービスで、約500万件の設計とモデルが公開されています。

    こちらもモデリングデータがダウンロードできるサイトなので、知っておいて損はないです。

    ゲームに使える3Dモデルが多いサイト「Sketchfab

     

    Sketchfabはゲームによく使われる無料の3Dモデルがダウンロードできるサイト。

    キャラクターのモデルなどが豊富で、数百万件のモデルが公開されています。

    ゲームエンジンを活用した空間のモデリングなど、最近は増えてきているので、興味がある人は使ってみてください。

     

    人間のピクトグラムが探せる「HUMAN PICTOGRAM2.0

     

    HUMAN PICTOGRAM2.0は人間のピクトグラムが無料でダウンロードできるサイト。

    スポーツ、ビジネス、職業など8つのカテゴリに分けられているので検索しやすいし、Ai形式でもダウンロードできるので、編集しやすくて扱いやすいです。

    プレゼン資料にベーシックなピクトグラムを使う際は、このサイトを見てください。

     

    シルエットの添景が探せる「SILHOUETTE DESIGN」

     

    SILHOUETTE DESIGNは、豊富なシルエット添景が無料でダウンロードできるサイトです。

    シルエットの添景は断面図や断面パースで必ず使うので、困ったらこのサイトで調べてみてください。

    Ai形式でのダウンロードにも対応していますし、サイト内でカラーやサイズも変更できるので便利です。

    フラットなデザイン用のアイコンが探せる「FLAT ICON

     

    FLAT ICONフラットなデザインに使えるアイコンがダウンロードできるサイト。

     

    700万件を超える様々なアイコンがあるので非常に重宝します。

    資料のアクセントにも使いやすいデザインが多いので覚えておくと良いです。

     

    アイコン素材が探せる「ICOOON MONO

     

    ICOOON MONOは6000個以上のアイコン素材を無料でGETできるサイト。

    png・jpg・svgなど、様々なフォーマットでダウンロードできるので、使い勝手がいいですよ。

     

    モノトーンのアイコンだけが公開されていますが、自分が好きな色に設定できます。

    扱いやすいシンプルなデザインが多いので、ぼくは今でも使ってます。

     

    アイコン素材が探せる「freepik」

     

    freepikは数100万以上のベクター・psd・無料アイコンがダウンロードできるサイト。

    プロが制作したクオリティの高い画像が数多くあります。

    何か無料の画像素材を探したい時に見てください。

    サイトの素材では、満足できなかった時に覗くと見つかるかもしれません。

    まとめ

    この記事では、設計課題アイデア解決サイト30選について紹介してきました。

    本記事で紹介したサイトをまとめたスプレッドシートもあるので、公式LINEから受け取ってください。

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    【2022年度版】建築学生におすすめ就職・就活エージェント10選 https://peco-ken.com/recruit-agent/ https://peco-ken.com/recruit-agent/#respond Wed, 18 May 2022 06:12:36 +0000 https://peco-ken.com/?p=21665
    • 就活エージェントって何をしてもらえるサービス?
    • 建築学生が就活エージェントを使うメリットって何なの?
    • 建築学生におすすめの就職エージェントは?

    しばたまる
    こんな疑問に答える記事だよ!

    けんちくは、しばたまるです。

    就活エージェントを使おうかなって思っている。けれど、実際のところ、どの就活エージェントを使えばいいのかわからない!

    就職活動は、人生での大きな決断。就活エージェントを使うなら、自分に合う特徴のエージェントを利用して成功させたいところ。

    そこで、この記事を書くにあたって、実際に各就活エージェントのHPを徹底的に比較検討!

    就活エージェントとは何かということから、利用する上でのメリットデメリット、選ぶコツ、各エージェントの特徴、など就活エージェントについて徹底的に解説していきます。

    ぜひ、最後までお読みください。

    就活エージェントとは?

    就活エージェントとは、専任のキャリアコンサルタントが、就職活動の最初から最後までを支援してくれるサービスのことです。担当者が一貫して就活生をサポートしてくれるので、就活を効率的に進めることができます。

    就活エージェントのサービスは何なの

    就活エージェントの提供するサービスは主に以下の4つです。

    • 求人先を紹介してくれる
    • 個別面談を実施してくれる
    • 書類作成のサポートをしてくれる
    • 面接対策を実施してくれる

     

    以下でそれぞれのサービスの内容について、説明します。

    求人先を紹介してくれる

    就活エージェントでは、キャリアコンサルタントとの面談の内容を踏まえて、学生の希望や経歴にあった企業の求人を紹介してくれます。これにより、自力で求人を探す手間を省くことができます。

    また、就活エージェントにもよりますが、非公開の優良求人を紹介してもらえることもあり、自力では探すことのできない企業に出会うことができます。

    個別面談を実施してくれる

    就活のプロフェッショナルが、個別の面談を実施してくれます。個々の状況や希望を聞いてもらい、それに基づいて就活のアドバイスをしてもらえます。この面談を通して、自分の強みや弱みを知ることができたり、自分の就活の軸を整理することができます。

    書類作成のサポートをしてくれる

    就活エージェントでは、履歴書やエントリーシートの作成のサポートをしてくれます。アドバイザーは、企業がどのような学生を求めているのかを熟知しているので、企業の評価が上がる書き方を指導してもらえます。これにより、書類選考を通過しやすくなることが期待できます。

    面接対策を実施してくれる

    就活エージェントでは、面接の対策をしてもらえます。面接の練習を通して自己PRの仕方を学ぶことができるでしょう。また、面接の雰囲気に慣れることができるので、本番でも力を発揮しやすくなります。

    建築学生が就活エージェントを利用するメリット

    建築学生が就活エージェントを利用するメリットとは何なのでしょうか?

    1. 自分に合う企業がわかる
    2. 就活の不安をアドバイザーに相談できる
    3. スケジュール管理を代行してくれる
    4. 書類作成や添削、模擬面接を行ってくれる
    5. 完全無料で相談できる
    6. 調べる時間を大幅に削減できる

      といった様々なメリットがあります。以下それぞれについて解説していきます。ぜひチェックしてくださいね!

      自分に合う企業がわかる

      専任のアドバイザーとの個別面談を通して、自分に合う企業ががわかります。エージェント経由でないと出会えなかった大手企業の選考や、学生にとって知名度は低いが優良企業の求人などを紹介してもらえることもあります。

      就活の不安をアドバイザーに相談できる

      就活エージェントを利用することで、自分の就活の不安をアドバイザーに相談することができます。必ずしも順調にいくとは限らない就活。時には、思い悩んでしまうこともあります。そんな時、悩みを相談できる人が、身近にいることは非常に心強いことです。 

      スケジュール管理を代行してくれる

      就活エージェントを利用すると、キャリアコンサルタントがスケジュール管理を代行してくれます。企業説明会や、面接、エントリーシートの締め切りなどで多くの予定に追われる就活生にとってありがたいサービスの一つです。

      特に、建築学生は自身の設計課題やポートフォリオ作りなどで他の就活生よりも忙しいので、スケジュールを管理してくれることで、自身の作品作りにより集中することが可能です。

      書類作成や添削、模擬面接を行ってくれる

      履歴書やエントリーシートの作成や、添削を行ってくれます。これにより、選考の透過率が上がる可能性があります。さまざまな就活の事例を知っている就活のプロだからこそ、面接官に効果的に伝わる書き方や話し方をアドバイスしてもらえるでしょう。

      完全無料で相談できる

      就活エージェントは、完全無料で利用することができます。それは、就活エージェントは求人を掲載し、人材を紹介することにより、各企業から報酬をもらっているからです。

      リクルートスーツや、交通費など、何かとお金のかかる就活ですが、完全無料で利用できるので、経済的な心配は必要ありません。

      調べる時間を大幅に削減できる

      就職活動では、

      • 働きたい企業を見つける
      • 選考手順を把握してスケジューリング
      • 面接対策をして本番に備える
      • エントリーシートやポートフォリオを作る

        など、就活生には避けては通れないタスクが大量に待っています。

        就職を成功させるためには、これらに必要な情報を素早く収集しながら、各企業ごとに対策・準備しなければいけません。

        情報を集めるだけでも、非常に時間がかかります。

        なので、就活エージェントを活用して、就活のプロに就活の基本情報を教えてもらいながら、効率的に情報を集めると大幅に削減することができます。

        設計職を志望する建築学生だと、ポートフォリオを製作したり、研究や論文と平行して進める必要があるので、常に忙しい状態が続きます。

        調べる時間や対策にかかる時間を節約しながら、作品のブラッシュアップや実績づくりのコンペなどに時間を使えるので、とても便利なサービスです。

        建築学生が就活エージェントを利用するデメリット

        メリットばかりがあるように思える、就活エージェントにもデメリットがあります。

        建築学生が就活エージェントを利用するデメリットは大きく分けて二つあります。

        1. 担当者には当たり外れがある
        2. メールや電話が多いと思うことがある 

          以下では、これらについて解説していきます。

          担当者には当たり外れがある

          就活エージェントの担当者には当たり外れがあります。

          担当者がキャリアアドバイザーとして、

          サポートを行ってきた歴

          建築業界について把握しているか。など

          は特にバラツキがあるはずです。

          例えば、とにかく内定をすぐに決めようと、望んでいない条件の求人を進めてくる。建築業界に精通していない担当者だと、自分の想いを汲み取ってもらえないこともあるでしょう。

          そんな担当者とのミスマッチを防ぐために、必ず複数の就活エージェントに登録することをおすすめします。

          まず初回面接を受けて、担当者さんとの相性を見極めてから、進めていくとミスマッチを防げます。

          メールや電話が多いと思うことがある 

          メールや電話が多くしつこいと感じてしまう場合があります。

          面談の日程調整や、ささいな質問などでも電話がかかってくることがあり、しつこいと思う人もいるようです。連絡の時間や、頻度などに関しては、担当者にあらかじめ伝えておくと良いでしょう。

          建築学生が就職エージェントを選ぶ時のポイント

          建築学生が就活エージェントを利用する際のポイントは何なのでしょうか。特に押さえておきたい3つの観点を以下で紹介していきます。

          自宅から通える場所にあるか、オンライン面談が可能か

          日々、設計課題に追われ多忙な建築学生にとって、就活エージェントの拠点のある場所への移動の時間や出費が大きくなってはいけません。自宅から無理なく通える場所にあるか、オンライン面談に対応してくれるかどうかも、就活エージェントを決める際には大切なポイントです。

          支援が手厚いかどうか?

          就活エージェントによって、支援の手厚さが異なります。エージェントの中には企業面接に、同行や同席するものもあります。就活を一人で進めるのが不安な場合、支援の手厚いエージェントを利用することをおすすめします。

          アドバイザーとの相性はどうか

          良きアドバイザーの人と出会うことが就活の成功では大きな鍵となってきます。親身に話を聞いてくれて、適切な提案をしてくれるアドバイザーとなら困難を乗り越えていくことができるでしょう。

          もし、コミュニケーションを取ることが難しかったり、高圧的な態度をとってくるアドバイザーの場合、担当者の変更を申し出たり、別の就活エージェントを使うべきです。

          建築学生におすすめの就活エージェント10選

          それでは、建築学生におすすめの就活エージェントを厳選して10選紹介します。それぞれの就活エージェントには、特徴があるので、ぜひあなたにぴったりの就活エージェントを見つけてください!

          JOBRASS新卒紹介

          特徴

          • 逆求人型の就活サイトのJOBRASSが運営
          • 就活生の4人に1人が登録
          • 手厚いサービスに定評

            JOBRASSは、プロフィールを充実させることで、企業からオファーが届く逆求人型就活サイトです。就活生の約4人に1人が登録しています。そのJOBRASSが運営するJOBRASS新卒紹介は、手厚いサービスがあることに定評があります。

            リンク:https://jobrass.com/agent/

             

            キャリアチケット(career ticket)

            特徴

            • オリコンランキングの新卒エージェント部門1位受賞
            • 量より質を意識し、厳選した5社のみを紹介

              キャリアチケットは、2020年オリコン顧客満足度®ランキングで『新卒エージェント』総合1位を受賞した、就活エージェントサービスです。キャリアチケットは、量より質を意識しているので、厳選した5社のみを就活生に紹介するという特徴があります。

              リンク:https://careerticket.jp/

              キャリセン就活エージェント

              特徴

              • 初回面談した88%の人が満足と解答
              • 総合職を目指す学生向け就活エージェント

              6万人以上の学生が利用しており、1000社以上の紹介実績があるので、信頼することのできる就職エージェントの一つだといえます。初回にコンサルタントと面談をした88%の人が満足と答えました。登録していて損はない就活エージェントです。

              リンク:https://careecen-shukatsu-agent.com/

              アカリク就職エージェント ※大学院生向け

              特徴

              • 大学院生やポスドク採用に積極的な企業の求人を多く取り扱う
              • 理系学生向けのエージェント
              • 研究内容や専門性に応じて企業を紹介してもらえる

              アカリク就職エージェントでは、大学院生やポスドク採用に積極的な企業の求人を多く取り扱っており、研究で得た専門性やスキルなどに応じて企業を紹介してもらえるというのが特徴です。

              リンク:https://acaric.jp/

              リクナビ就職エージェント 

              特徴

              • リクルートが運営する就活エージェント
              • 大手からベンチャーまで幅広く求人を取り扱う
              • 多くの企業がみたいという人にオススメ

              人材業界最大手のリクルートが提供するサービスのリクナビ。圧倒的知名度とブランド力のある就活エージェントといえます。求人紹介の量がとても多いことが特徴で、色々な企業がみたいという人におすすめです。大手からベンチャーなどの様々な求人を取り扱っています。

              リンク:http://job.rikunabi.com/agent/

              就活エージェントneo

              特徴

              • 10年後のキャリアを見据えた企業探しをサポート
              • 拠点が、東京、名古屋、大阪、福岡にあるので対面相談したい人にオススメ

              就活エージェントneoは「すべての就活生が運命の1社と出合う」を目標として、10年後を見据えた企業探しをサポートしてくれます。拠点が東京、名古屋、大阪、福岡にあるので、対面で相談したい人にもおすすめです。

              リンク:​​https://www.s-agent.jp/

              マイナビ新卒紹介

              特徴

              • 人材業界大手のマイナビが提供
              • 大手から地元の中小企業まで幅広い求人を取り扱う
              • 非公開求人を中心に紹介

              マイナビ新卒紹介エージェントは人材業界大手のマイナビが提供しているサービスです。求人紹介の量と質と共に問題ないでしょう。大手企業から、地元の中小企業まで幅広い求人を取り扱っていることが特徴です。

              リンク:https://shinsotsu.mynavi-agent.jp/

              JobSpring(ジョブスプリング)

              特徴

              • AIを用いた自己理解カウンセリングに力を入れる
              • 内定率は、驚きの91.7%
              • 早期離職者は0.1%とミスマッチが少ない

              JobSpringは自己理解を深めるカウンセリングに力を入れています。内定率は、驚きの91.7%で早期離職者は0.1%を記録しています。優良中堅企業やベンチャー企業に力を入れています。

              リンク:https://jobspring.jp/

              doda新卒エージェント

              特徴

              • キャリアアドバイザーの丁寧なカウンセリング
              • 面接の合否理由がわかるから、次に活かせる
              • 契約企業数5500社以上!

              doda新卒エージェントは提携企業が4,000社と多いため、求人の量が多いと言うのが特徴です。また、サポートが手厚いということが特徴といえます。最速1週間で内定を得ることができます。

              リンク:https://doda-student.jp/

              type就活エージェント

              特徴

              • 首都圏勤務を望む就活生にオススメ
              • 上位学生の多くが登録
              • 地方から上京する学生は、抽選で清潔なシェアハウスを無料で使える

              type就活エージェントは首都圏での勤務を志望する就活生を対象にしたサービスです。上位大学の学生が多く登録しているので、優良企業の求人を有する可能性が高いといえます。

              地方から上京する学生は、抽選で都内近郊にある清潔なシェアハウスを無料で利用できます。都内勤務を希望する学生にはおすすめです。

              リンク:​​https://typeshukatsu.jp/s/service/

              就活エージェントをうまく活用するために大切なこと

              就活エージェントを最大限利用する上で大切なことが2つあるのでお伝えします。

              就活エージェントを使うのが初めての人がほとんどだと思うので、ぜひこの章を読んで、把握してくださいね!

              複数の就活エージェントを使う

              複数の就活エージェントを使うことが大切です。最低でも2社、できれば3社を併用することをおすすめします。なぜなら、複数のエージェントを利用することには以下のようなメリットがあるからです。

              • 自分に合う就活エージェントを使うことができる
              • 目的に応じて使い分けることができる
              • 複数の視点の就活アドバイスをもらうことができる

              相性が合わない担当者は変更する

              繰り返しになりますが、相性が合わない担当者は変更を申し出るべきです。例えば、面接で丁寧なヒアリングを行わずに、多くの求人を紹介して応募させるエージェントは、良いエージェントとは言えません。就活エージェントのサービスは、成果報酬型のため、早く内定を得たいがために、このような対応をする担当者もいます。

              ですので、エージェントとやりとりする中で、合わないと思ったら早めに変更の希望を申し出ることが大切です。

              なるべく早く使い始める

              就活エージェントは、早く使い始めることが大切です。早くから登録することで、一般に情報公開される前の優良な企業の求人の情報が得られる可能性があります。

              もちろん、卒業間際やギリギリで使っても良いのですが、求人数は減りますし、焦りや早く就活を終わらせたいという気持ちで、就活エージェントの言いなりになってしまうこともあります。

              心に余裕のある状態で使った方が、冷静に企業を見極めることができるので、なるべく早めに使い始めることが大切です。

              まとめ

              この記事では、建築学生におすすめの就職・就活エージェントを紹介しました。

              就活エージェントを利用することで、就活をスムーズに進めることができます。

              特に、設計職を志望する就活生は、ポートフォリオ作成や研究、論文執筆と平行して就活を進める必要があり大変忙しいので、就活エージェントの利用をして、効率的に就活を進めることをオススメします。

              就活エージェントを上手に活用して、自分に合う企業から内定が得られるように頑張っていきましょう!

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              建築業界からの転職先は?おすすめの業界と職種を紹介 https://peco-ken.com/where-to-change-jobs/ https://peco-ken.com/where-to-change-jobs/#respond Sat, 07 May 2022 23:52:57 +0000 https://peco-ken.com/?p=21661
              • 今の職場は労働環境が悪くて、早く転職したい
              • 他の業界や未経験の職種への転職ってできるの?

              しばたまる
              こんな疑問に答える記事だよ!

              この記事では、こんな疑問に答えます。

              けんちくは、ペコケン編集部のユウです。

              建築業界の労働環境は改善されつつありますが、未だに多くの人が過酷な環境で働いているのが実情です。

              私は労働環境を改善するため、27歳のときにゼネコンの建築施工管理職から機械メーカーの建築構造設計職に転職しています。

              未経験の職種なので主に将来性を重視されて採用されましたが、建築の知識があることも高く評価されました。

              上記のように、未経験の業界や職種であっても建築業界での経験が活きることは珍しくありません。

              この記事では、建築業界からの転職先としておすすめの業界と職種について紹介しています。

              また、転職する際の注意点も理解して、希望通りの職場で働けるようにしましょう。

              ライタープロフィールユウ
              メーカー勤務で仕事は建築の構造設計。1級建築施工管理技士の資格あり。
              新卒で入社した地方ゼネコンで現場監督として働くが、月100時間を超える残業に耐えかねて転職。2度の転職をして毎年有給を20日以上消化できるホワイト企業に勤務。

              建築業界からの転職先を4種類に分けて紹介

              建築業界からの転職先は、大きく分けて下記の4パターンに分類されます。

              • 建築業界の同職種
              • 建築業界の異職種
              • 異業界の同職種
              • 異業界の異職種

              転職のパターンによって求められるスキルや年齢は違うので、それぞれの特徴を理解しておきましょう。

              建築業界の同職種へ転職

              建築業界の同職種への転職では、年収アップや労働環境の改善が狙えます。

              企業が求めるスキルや経験があれば、前職を上回る年収を提示してもらえるでしょう。

              同業界・同職種であっても、企業によっては労働環境は全く違います。

              優良企業を見極められれば、年収アップと労働環境の改善を両立した転職も可能です。

              スキルが最も重要視されるため、年齢の高さが不利になりにくいというメリットも。

              年収アップや労働環境の改善を図るには、同業界・同職種への転職を検討しましょう。

              建築業界の異職種へ転職

              建築業界の異職種への転職は、労働環境の改善が期待できます。

              同じ業界であっても、職種ごとの労働環境が大きく変わるからです。

              例えば、施工管理職は転勤や外での仕事が多いですが、設計職や積算職は事務所で仕事をすることがほとんどで休日出勤も少なめです。

              転職する職種によっては、前職でのスキルが活かせることもあります。

              建築に関する基礎的な知識やCADソフトの使用経験などは、建築業界のあらゆる職種で必要だからです。

              異職種への転職は実績やスキルよりも将来性が求められるため、年齢が低い方が有利になる傾向があります。

              建築業界の異職種への転職は主に労働環境の改善が期待でき、若い方が有利な転職パターンであることを理解しておきましょう。

              異業界の同職種へ転職

              異業界の同職種への転職は、建築業界の働き方に不満がある人におすすめです。

              建築業界では長時間労働や低賃金などの問題があり、すぐに解消されるものではありません。

              異業界でも同職種への転職であれば、これまで培ってきた知識やスキルが無駄にはならないでしょう。

              例えば、IT・Web業界には建築系のソフト開発会社があります。

              ソフトの開発や顧客との打ち合わせには建築設計や施工の知識が必要なため、建築業界の経験がある人材を採用していることも。

              IT・Web業界は一見すると建築業界とは関係なさそうですが、上記のような転職パターンもあります。

              異業界の同職種への転職はこれまでの経験を活かした上で、労働環境や賃金の改善を見込めるでしょう。

              異業界の異職種へ転職

              異業界の異職種への転職は私が経験した転職パターンで、主に労働環境の改善が期待できます。

              実績よりも将来性を重視されるため、20代の若い層が有利になるでしょう。

              私は27歳の時にゼネコンの建築施工管理職から機械メーカーの建築構造設計職に転職しました。

              構造設計の実務は未経験ですが、建築の基礎知識があることや将来性を評価され転職に成功しています。

              転職前後の年収はほとんど同じですが、毎月の残業時間が約80時間減少しました。

              前職では使ったことがない有給休暇も、現職では毎年80%以上消化しています。

              ただし、飲食や運送など建築業界よりも労働環境が悪い業界もあるので、下調べは入念に行いましょう。

              建築業界からの転職先におすすめの業界

              建築業界からの転職先におすすめの業界について、1つずつ紹介していきます。

              不動産業界では建築物を扱うため、建築業界での知識が役に立つ。

              IT業界や金融業界でも、建築の知識を持つ人材を求めている場合がある。

              など、建築業界で培った経験や知識はさまざまな業界で役立ちます。

              自分に最適なキャリアを選ぶためにも、検討してみてください。

              不動産業界

              不動産業界では建築の実務経験を活かせるため、建築業界からの転職におすすめです。

              建築物の構造や施工に関する知識は不動産業界でも役立つため、建築業界での経験は高く評価されるでしょう。

              また、インセンティブを取り入れている企業の営業職であれば、年齢に関わらず1000万円を超える高年収も目指せます。

              不動産業界は建築に関する知識を活かして高収入も狙えるため、建築業界からの転職におすすめの業界です。

              ただし、不動産業界はサービス残業が多い業界とも言われています。

              企業選びをあやまって、労働環境が更に悪化することのないように注意しましょう。

              IT業界

              IT業界の中でも建築系システムの開発企業は、建築の知識がある人材を募集していることがあります。

              システムの開発者はプログラミングの専門家で、建築に関する知識はあまりありません。

              しかし、システムを納品する企業とは、建築に関する専門的な打ち合わせをする必要があります。

              建築の知識がないと顧客が求めるシステム開発ができないので、建築業界の経験者が求められています。

              これまでのスキルや知識も活かせるため、年収を下げることなく転職ができることも。

              IT業界は成長が続いている市場なので、将来の年収アップにも期待ができます。

              将来性のある成長市場で働きたい方は、IT業界への転職を検討しましょう。

              金融業界

              宅建士の資格があれば、銀行や信用金庫など金融業界への転職も可能です。

              宅建士は不動産業界の資格であるイメージが強いですが、建築や金融など多方面での活躍ができます。

              近年では営業所ごとに宅建士を配置する金融機関もあるため、需要が高い資格です。

              また、建築施工管理や建築設計の経験者を求めている保険会社もあります。

              大規模修繕保険のような建築物に関する保険を企業に提案するために、建築の知識がある人材が必要だからです。

              金融業界は建築業界よりも市場規模が大きいため、労働環境の改善や年収アップが期待できます。

              残業を減らして年収もアップさせたい方は、資格を取って金融業界への転職に挑戦してみてはいかがでしょうか。

              製造業界

              製造業界はワークライフバランスが良く、休みがしっかり取れる企業が多い業界です。

              屋外での作業が多い建築業界と違い、企業によっては屋内の清潔な環境で作業ができる点もおすすめ。

              建築業界での経験が活かせることもあり、品質管理や購買の仕事と、建築施工管理の仕事とは多くの共通点があります。

              どちらの職種も工程や安全管理だけでなく、現場や設計の人たちとコミュニケーションを取る能力が必要です。

              製造業界は労働組合が強いので、給料と福利厚生が充実した企業が多くあります。

              私は製造業界の企業に勤めていますが、年間24日ある有給休暇は80%以上消化しています。

              建築業界の経験を活かして労働環境を改善したい人には、製造業界への転職を検討しましょう。

              地方公務員

              地方公務員には土木や建築など技術職の区分があり、建設業での経験が活かせます。

              建築業界では基本的に設計や工事を請け負いますが、地方公務員は発注者として公共施設の設計や監理業務を行います。

              利益を追及するのではなく自治体の利便性を高めることが目的なので、住民に対する直接的な貢献を実感できるでしょう。

              地方公務員は遠方への転勤が少なく給料も安定していますが、社会情勢により収入が減少することもゼロではありません。

              また、多くの自治体では30歳未満を採用の対象者としているため、試験を受ける際の年齢には注意が必要です。

              地域への貢献や安定した働き方を求めている20代の方にとっては、地方公務員はおすすめの転職先です。

              建築業界からの転職先におすすめの職種

              ここからは、建築業界からの転職先におすすめの職種を紹介していきます。

              営業職

              営業職はどの業界でも需要のある職種で、未経験でも採用していることが多い職種です。

              建築業界の営業職は建築物の知識が必要になるため、これまでの知識が活かせることでしょう。

              また、ハウスメーカーや不動産売買の企業はインセンティブの割合が多い傾向があるため、努力次第で高年収が狙えます。

              異業界の営業職でも、建築業界で培ったコミュニケーション能力を活かしての転職が可能です。

              一度営業の仕事を経験してモノを売るスキルを身に付ければ、どの業界でも通用する強い武器になります。

              将来的に様々な業界で働きたい方や高年収を狙いたい方は、営業職が向いているかもしれません。

              設計職

              設計職は建築業界のスキルが活かせる仕事で、施工管理からの転職におすすめの職種です。

              転勤や現場での仕事が多い施工管理と比べて、設計職は空調が効いた事務所で過ごすことがほとんどです。外回りや転勤もめったにありません。

              また、建築物の基本的な知識があることやCADの使用経験など、異職種への転職ですがこれまで培ったスキルは無駄にならないでしょう。

              施工管理は設計図を元に建築物をつくっていきますが、設計職は0から図面を描いていきます。

              仕事内容はかなり違うので施工管理に興味が持てなかった人でも、設計の業務は楽しくこなせるかもしれませんね。

              設計職は建築業界のスキルが活かせて転勤や外勤が少ない仕事なので、落ち着いた働き方がしたい方におすすめの職種です。

              施工管理職

              施工管理の仕事は、設計などのデスクワークにやりがいを感じない人におすすめ職種です。

              施工管理は建築物が完成するまでのあらゆる過程を、全て現場で見ることができるからです。

              残業時間や休日出勤が多く外での仕事も多いので、過酷な労働環境であることは間違いありません。

              しかし、苦労した末に完成した建築物を見ると、デスクワークでは味わえない達成感があります。

              また、施工管理は1人あたりの裁量が大きいので、経験を積めば自分が思うように現場を運営することもできるでしょう。

              小さなゼネコンであれば、実力次第で30歳前後で現場所長になることも不可能ではありません。

              より大きな裁量を持って仕事がしたい人は、施工管理への転職を検討してみてはいかがでしょうか。

              建築業界からの転職で気をつけること

              建築業界からの転職では、下記の点に気をつけておきましょう。

              • 辞めないという選択肢も持っておこう
              • 転職先の労働環境を確認する
              • 転職エージェントの力を借りよう

              それぞれの注意点を理解しておくと、希望通りの職場で働ける可能性が高まります。

              辞めないという選択肢も持っておこう

              建築業界から転職する際は、辞めないという選択肢も残しておきましょう。

              中途採用では、転職回数が多くなるほど採用率が下がる傾向があるためです。

              転職する前に別部署への異動ができないかなどを検討することをおすすめします。

              同じ企業でも部署によって労働環境や業務の内容がまったく違うのは、珍しいことではありません。

              私が新卒で入社したゼネコンでは、施工管理部の残業時間は毎月100時間を超えていました。一方で、設計部では月に20時間ほどの残業で休日出勤もほとんどありません。

              企業としては社員に辞められるのは大きな損失なので、希望通りに異動させてくれる可能性は大いにあります。

              転職活動を始める前に、今の企業で別の部署に異動できないかを検討してみましょう。

              転職先の労働環境を確認する

              転職先の労働環境は入念に確認しておきましょう。

              十分な下調べをしないとブラック企業に入ってしまい、すぐに離職することになりかねません。

              下記の特徴がある企業は労働環境が悪い可能性があるので、注意が必要です。

              • 求人情報に記載されている残業時間が多いか、みなし残業制を採用している
              • 入社後3年以内の離職率が高い(20%以上)
              • 常に求人を募集していて採用人数が多い
              • 採用条件が低く面接回数が少なすぎる

              残業時間や離職率を意図的に公開していないケースもあるため、そのような企業は労働環境が悪い可能性が高いです。

              また、実際にその企業で働いていたことがある人の口コミを集めたサイトもあります。

              求人情報や企業のホームページでは分からないことも書かれていることが多いため、必ず確認しておきましょう。

              転職エージェントの力を借りよう

              建築業界で転職をする際は、転職エージェントの力を借りましょう。

              仕事をしながら時間を取るのは難しいため、全ての転職活動を自分ですると効率が悪くなります。

              転職エージェントは最初にキャリアアドバイザーと面談をして、自分の希望や条件を伝えます。

              あとは条件に合った企業を紹介してもらえるため、転職活動にかかる労力を大幅に削減できるのがメリットです。

              また、キャリアアドバイザーは現場の担当者と繋がりを持っているので、内部の情報に精通しています。

              職場の雰囲気や残業の多さなどを聞くことで、よりリアルな情報を入手できます。

              転職活動にかかる労力を減らしてブラック企業を避けるためには、転職エージェントの力を借りましょう。

              まとめ

              この記事では、建築業界からの転職先におすすめの業界と職種について紹介しました。

              それぞれの業界や職種の特徴を理解しておくと、希望通りの職場で働ける可能性が高まります。

              また、転職エージェントを利用することで、仕事が忙しい人でも転職活動ができます。

              私が実際に利用していたのはリクルートエージェントで、スカウトサービスを活用しました。

              転職サイトにアップロードした職務経歴書や履歴書を読んだ企業から連絡がきて、採用試験に進むことができます。

              異なる業界や未経験の職種のスカウトも多く受けるため、異業界・異職種への転職も可能です。

              指定した企業にだけ自分の情報を非公開にもできるので、現在の勤務先に見つかる心配もありません。

              今の仕事を続けながらより効率よく転職活動をしたい人は、リクルートエージェントのスカウトサービスを使ってみてはいかがでしょうか。

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              https://peco-ken.com/where-to-change-jobs/feed/ 0
              建築士の仕事内容は?給料や福利厚生・なり方まで分かりやすく解説 https://peco-ken.com/work-architect/ https://peco-ken.com/work-architect/#respond Thu, 05 May 2022 16:01:29 +0000 https://peco-ken.com/?p=21658
              • 建築士の仕事って何をするの?
              • 建築士の労働環境(給料・福利厚生)はどうなの?
              • どうやって建築士になるの?

              しばたまる
              こんな疑問に答える記事だよ!

               

              この記事では、こんな疑問に答えます。

               

              けんちくは、しばたまるです。

              建物を設計・デザインする仕事に興味がある。だから建築士になりたい!

              そう思っても、実際の仕事内容や給料・福利厚生の面は不安ですよね。

              職業の選択は、人生で大きな決断なので、しっかりと情報を知りたいところ。そこでこの記事では、建築士として働いている方に取材を決行!

              仕事内容から、給料・福利厚生や、なり方まで、建築士の仕事について知りたいことを徹底解説していきます。

              建築士(一級、二級、木造)を分かりやすく解説

              建築士は、建物を設計する仕事。分かりやすく言えば、デザインを考える仕事とも言えます。

              それ以外にも、お客さん(施主)や職人さん(施工者)に、設計した内容を伝えるための図面を書いたり、資料を作ります。

              建築士と名乗るには、資格が必要で、一級建築士、二級建築士、木造建築士の三種類のいずれかの資格を取らないといけません。

              そのうち二級建築士、木造建築士では、住宅規模の大きさの建物を、一級建築士ではどんな大きさの建物でも設計をすることができます。

              なので「自分がどんな建物を作りたいか」考えた上で、必要な資格を取得することが重要です。

              建築士の仕事内容は主に4つ

              建築士の仕事の中でも代表的なものを4つ紹介します。

              お施主さんの要望をヒアリングする

              まずはお施主さんの要望をヒアリングする仕事です。

              「なんのために、この建物を作りたいのか」「いくらの予算で作りたいのか」「どんな機能が必要なのか」など、細かな要望まで聞いていきます。

              設計の方針を決める重要な作業で、お施主さんの思いを言葉で引き出すコミュニケーション能力が求められます。

              実際にその建物を、どのように使うのか、その場所でどう過ごすのか、イメージした上で、丁寧に話を聞くことが重要です。

              要望を元に設計する

              次に要望を元に設計をする仕事です。

              お施主さんにヒアリングできたら、建物のデザインや仕様について考えていきます。

              図面を書くだけでなく、スケッチをしたり、模型を作ったり、3Dモデルを作り、シミュレーションしながら、お施主さんにとっての最適な建築・空間を考えていきます。

              必要な図面や資料を作る

              次に必要な図面や資料を作る仕事です。

              設計してイメージが固まったら、工事(施工)を始めるために必要な図面や資料を作成していきます。

              設計ソフト(CAD)を用いて図面を書きながら、どんな材料を使うのか、細かい部分をどう納めていくのか、を決めていきます。

              実際にいくらかかるのか、見積りに必要な資料を揃えていきます。

              これらの作成した設計図と予算の見積もりに対して、お施主さんから同意をもらえると、いよいよ施工していく段階に入ります。

              図面通りできているか現場をチェックする

              最後に、図面通りできているか現場をチェックする仕事です。

              建築士には、建築主の立場に立って工事を図面と照合し、作成した図面通りに施工が進んでいるかを確認する「工事監理」という仕事があります。

              施工は、専門の職人さんがおこないます。なので、職人さんとコミュニケーションをとりながら、工事監理をしていきます。

              工事監理を行うことで、建築基準法に反する工事や、欠陥工事を未然に防ぐことができるので、大切な仕事です。

              建築士の仕事のやりがい

              続いて、建築士の仕事のやりがいを紹介します。もちろん個人個人で感じる部分は違いますが、私がこれまで話を聞いた中で、みなさんから共通して聞く部分を3つに絞りお話させてください。

              建物が竣工した時の達成感

              建物を0から設計して、実際に建つまでには、かなりの時間と労力を要します。

              0から自分の頭で考えたものが、建築として竣工することの達成感は、建築士でしか得ることのできない醍醐味です。

              自分の作品が街に残る

              自分の設計した建物が、街に残るということも、建築士の仕事の魅力の一つです。

              建築士の仕事は、街を作る仕事であるとも言えます。設計を通して、地域の街づくりに貢献できるのは、やりがいの一つです。

              絶えず新しい建築に挑戦できる

              建築士の仕事では、様々なお施主さんと出会います。

              お施主さんが望んでいるものは、一人一人違うので、その度に新しい建築を設計することができます。絶えず新しい挑戦をすることができるのは、建築士の仕事の魅力といえます。

              建築士の1日の勤務スケジュール

              建築士の1日の仕事のスケジュールは、現場で打ち合わせを行う日もあれば、図面を作成したり、模型を作成したりと様々です。

              基本的には8時間勤務ですが、締め切りが近づいている時は、残業したりすることもあります。

              実際に密着取材した建築士の方の1日の勤務スケジュールを見てみましょう。

              入社7年目のワタナベさんの場合

              シーエッチ建築工房に入社7年目のワタナベさんの、とある1日の予定は、以下のスケジュールです。

              8:30-9:00  出勤後掃除

              10:00-11:20 現場確認

              13:30-14:00 広報物チェック

              14:00-16:00 打ち合わせ用スケッチ作成

              16:00-17:00 着工用の家の図面作成

              17:00-18:00 HPブログ作成・SNS更新

              設計や現場監理だけではなく、ホームページのブログやSNSなどの広報物など様々な業務をしています。

              設計事務所3年目の後藤さんの場合

              建築家2人組からなる設計事務所「1-1Architects」で働いておられる後藤さんのとある1日のスケジュールです。基本的にはデスクワークが多く、週に1回ほど現場監理に行かれるとのこと。

              8:30-9:00 出勤

              9:00-11:30 基本設計の図面の変更

              11:30-12:00 お昼ご飯の準備

              12:00-13:00 お昼休憩

              13:00-15:00  住宅の現場監理

              15:00-15:30 事務所へ帰社

              15:30-17:00 基本設計の図面の変更

              17:00-17:30 プランの打ち合わせ

              17:30-18:00 デスクワーク

              この日は18:00に終業でした。

              建築士の給料事情・福利厚生

              建築士の給料事情や、福利厚生を統計データ(「平成29年賃金構造基本統計調査」(厚生労働省)を参考に見ていくと、

              一級建築士の平均月収は男性で43.2万円、ボーナス平均は135.7万円です。ここから計算すると、一級建築士の平均年収は653.5万円です。女性の場合、月収36.3万円、年間ボーナスが125.6万円、年収は560.9万円。

              二級建築士の平均年収は、公的なデータがないため、推測値となりますが、大体350〜480万円程度です。

              平成29年度の「国民生活基礎調査」によると、日本国民の年収の平均は442万円なので、一級建築士の年収は男女共に平均を上回っています。

              なので、一級建築士を目指すことが、建築士として働く上で、収入を上げる1番の近道と言えるでしょう。

              建築士の福利厚生は、勤め先によってもかなり違います。

              スーパーゼネコンや大手の組織設計事務所では、休日手当、家賃補助、育児休暇など、充実していることが多く、

              小規模の設計事務所や工務店などでは、人手不足のため、なかなか思うように休暇が取れないこともあります。また家賃補助をしてくれる企業は少ないです。

              入社7年目のワタナベさんの場合

              工務店に入社7年目のワタナベさんの場合だと、年に2回ある面談で自分の給料の基準が説明してもらえるので、特に不満はなく、有給休暇もきちんととることができ、融通が利くとのことです。

              設計事務所3年目の後藤さんの場合

              設計事務所に入社3年目の後藤さんの場合だと、個人で経営している設計事務所のお給料では「生活していけない」と思っていたけど、お給料はまあまあ(予想20万円)。普通以上の生活はできているとのことです。

              小規模だと悪い、大手だと良いという分ではありません。密着しているぼくから見ても、お二人はとても充実した毎日を送っているように見えました。

              なので、福利厚生に関しては、会社単位でチェックする必要があることを忘れないようにしてください。

              建築士になるには

              「建築士になるには資格が必要」という説明を冒頭でしましたが、誰でも資格試験に挑戦できるわけではありません。

              建築士になるには、まず受験資格を得る必要があります。

              ここからは受験資格を得るための3つの方法を紹介します。

              実務経験で受験資格を得る

              1. 建築の実務経験を7年以上積む
              2. 二級建築士試験に合格し、免許登録をする
              3. 4年以上の実務経験を積み、一級建築士試験に合格し、免許登録を行う

              実務経験を通して建築士の資格を得るためには最低でも、二級だと7年、一級だと11年かかります。

              4年制大学で受験資格を得る

              1. 四年制の建築学科を指定科目を履修して卒業する
              2. 実務経験なしで、一級建築士試験を受験する
              3. 試験合格と、2年以上の実務経験を経て、免許登録を行う

              四年制大学の建築学科を指定科目を履修して卒業すると、実務経験がなくても、二級建築士、木造建築士、一級建築士の受験資格を得ることができます。

              大学での指定科目の取得単位数によりますが、最短2年の実務経験で一級建築士の免許登録が可能です。

              専門学校で受験資格を得る

              1. 専門学校を卒業する
              2. 実務経験なしで、一級建築士試験を受験する
              3. 試験合格と、4年の実務経験を経て、免許登録を行う

                専門学校では、2年や3年といった短い時間でプロの講師から実践的な技術や知識を学ぶことができます。よって、4年制の大学よりも一足早く、建築士試験を受けることができるので、現場での実戦力を身につけることができます。

                建築士の主な就職先

                建築士の資格を持つ人たちの主な就職先を4つ紹介していきます。

                建築設計事務所

                建築設計事務所は、建築の設計をする会社です。

                各事務所によって力を入れる分野も様々で、デザインに重きを置いて設計をする「アトリエ系設計事務所」や、設計だけでなく、構造・設備・エンジニアリングシステムなどの各分野を総合して行う「組織設計事務所」があります。今回密着して紹介した、後藤さんの事務所は、アトリエ系設計事務所といえます。

                工務店

                工務店とは、一般に比較的狭い営業エリア内で地元に密着した活動を行っている建設会社のことです。地元に密着しているので、地域に貢献する仕事ができます。今回密着して紹介した、ワタナベさんの事務所は工務店です。

                ゼネコン

                ゼネコンとはゼネラルコントラクターの略称で、総合建設業者のことです。設計から施工まで全て自社で行っていることが特徴。大規模な建築物を作るゼネコンには、幅広い知識を有する建築士は、なくてはならない存在です。

                ハウスメーカー

                ハウスメーカーとは、戸建住宅の設計や販売を行う住宅建設会社のことです。

                自社で生産設備を有しているので、効率的にたくさんの住宅を作ることができる特徴があります。

                お客さんの要望に合わせて設計したり、販売する住宅商品を開発、住宅を建築士として営業するなど、たくさんの建築士を必要としている職場です。

                まとめ

                今回の記事で建築士の仕事内容のイメージが湧きましたでしょうか?この記事で、建築士として将来働くことへの不安が少しでも解消されると嬉しいです。

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                https://peco-ken.com/work-architect/feed/ 0
                建築・建設業界の転職に役立つ資格16選!職種別に解説 https://peco-ken.com/job-change-license/ https://peco-ken.com/job-change-license/#respond Mon, 02 May 2022 15:57:14 +0000 https://peco-ken.com/?p=21654
                • 建築業界で転職したいけれど、資格は持っていたほうがいいの?
                • 建築業界での転職に有利になる資格を知りたい

                しばたまる
                こんな疑問に答える記事だよ!

                 

                けんちくは、ペコケン編集部のユウです。

                建築業界には現場監督や設計、コンサルタントなど多様な職種があり、それぞれの業務に必要な資格があります。

                働きたい職種で役立つ資格を持っていれば、転職活動も有利に進められます。

                私は新卒で地方のゼネコンに就職し、現場監督として働いていました。

                27歳で転職をして、現在は東証プライム上場のメーカーで、建築物の構造設計に関する仕事をしています。

                同じ建築業界でも異なる職種に転職できたのは、国家資格である1級建築施工管理技士を持っていたことも影響しています。

                「現場監督の資格は設計業務では役に立たないのでは?」と思われるかもしれません。

                しかし、設計職では現場監督の経験がある人は少なく、ベテラン社員から現場のことについて相談されるなど重宝されています。

                また、20代で1級の国家資格を持っていることも高く評価されました。

                この記事では建築の転職に役立つ資格について、異なる職種への転職を成功させた私の経験をもとに紹介しています。

                それぞれの職種に役立つ資格を理解して、建築業界での転職活動を有利に進めましょう。

                ライタープロフィールユウ
                メーカー勤務で仕事は建築の構造設計。1級建築施工管理技士の資格あり。
                新卒で入社した地方ゼネコンで現場監督として働くが、月100時間を超える残業に耐えかねて転職。2度の転職をして毎年有給を20日以上消化できるホワイト企業に勤務。

                設計・積算職の転職に役立つ資格7選

                まずは、設計・積算職の転職に役立つ資格7つを紹介していきます。

                設計・積算職の主な転職先は設計事務所やゼネコンです。1級建築士のような難関資格もあれば、建築積算士のように合格率が高い資格もあります。

                それぞれの特徴を理解して、あなたの転職を有利にする資格を把握しておきましょう。

                建築士

                建築士の資格は、建築業界において最も重要な資格。

                建築物の設計、施工、監理業務などの幅広い業務に関与します。

                建築士は国家資格で、1級・2級・木造の3種類があり、

                中でも1級建築士は合格率9.9%(2021年)の難関資格ですが、転職市場では高く評価されています。

                1級建築士しか中途採用しない企業もあるので、資格を持っているとライバルが少ない中で転職活動を優位に進められるでしょう。

                2021年の2級建築士合格率は23.6%、木造建築士は33.0%で、1級建築士よりも試験の難易度は下がります。

                関与できる建築物の規模や用途、構造に制限があるため、1級建築士ほど転職に有利な資格ではありません。

                また木造建築士を採用の必須要件にしている企業もありますし、建築資材の商社やリフォーム会社では、2級建築士資格が優遇される場合があります。

                設計事務所やゼネコン以外の企業では有資格の社員が少なく、専門知識がある社員を求めているからです。

                1級建築士ほどではありませんが、2級・木造建築士の資格は転職の幅を確実に広げられるでしょう。

                構造設計1級建築士

                構造設計1級建築士は2008年に創設され、14年ほどしか歴史のない国家資格。

                建築士の中でも構造分野の設計に特化しており、大規模な建築物の構造設計には法律上必要である重要な資格です。

                資格を取得するためには、「1級建築士資格を取得してから5年間構造設計の実務経験」が必要。

                難関資格である1級建築士に合格して更に5年間の実務経験が必要なため、資格の取得は最短でも30歳になります。

                また、受験者全員が1級建築士であるのにも関わらず、2021年の合格率は29.9%しかありません。

                希少な資格であるため、企業からの需要は極めて高く、大手のゼネコンや設計事務所への転職をかなり有利に進められるでしょう。

                設備設計1級建築士

                設備設計1級建築士は2006年の建築士法改正によりできた資格で、まだ歴史の浅い国家資格。

                建築士の中でも設備設計の分野に特化しており、大規模な建築物の設備設計を行うために必要な資格です。

                構造設計1級建築士と同様に設備設計に関する「1級建築士資格を取得してから5年間の実務経験」が必要なので、取得難易度が極めて高い資格になります。

                2021年の合格率は64.9%と高いですが、受験資格を得るためには1級建築士が必要です。

                設備設計の実務経験があり大手のゼネコンや設計事務所への転職を考えているなら、ぜひとも持っておきたい資格です。

                建築設備士

                建築設備士は建築物に備えられている空調や配管に関する国家資格。

                自らが設計を行うのではなく、建築士に対して設備の設計や工事管理の助言を行うことが主な業務です。

                建築設備士の資格がなくても設備設計はできるので、需要は少ないように思えるかもしれません。

                しかし、近年では建築設備の高度化や複雑化により、そのニーズは高まりつつあります。2021年の合格率は18.8%と低く、簡単に取れる資格ではありません。

                建築士よりも資格者が少ないため、設備設計事務所への転職は有利に進められます。

                また、大手の設計事務所では設備設計部門を設けている場合もあるので、キャリアアップに繋がる可能性もあります。

                建築積算士

                建築積算士は構造物の工事費や材料費の積算をあつかうための民間資格。

                建築業界には入札というシステムがあり、公共工事が発注されると工事希望者が工事価格を競合します。

                民間工事でも複数の建築会社で工事を検討するため、建築積算士が提示価格の基礎を算定します。

                企業にもよりますが、建築積算士の有資格者は営業や積算の部署に配属されやすいです。

                建築積算士の受験資格は17歳以上であること以外には特別な条件がなく、2021年の合格率は67.6%と取得難易度は低い資格です。

                持っているだけで評価されるほどではありませんが、未経験から積算職や営業職への転職には役立つ資格です。

                建築コスト管理士

                建築コスト管理士は建築積算士の上位資格。

                建築積算士が工事の費用を算出するのに対して、建築コスト管理士は建築の企画から廃棄にいたるまでの全過程においてマネジメントを行います。

                建築積算士よりも幅広い業務に関与できるため、選択できる職種の幅が広がります。2021年の合格率は63%で、取得難易度は低めです。

                大型物件のプロジェクトマネジメント業務にも資格が求められている場合があるので、発注者側で仕事をしたい人にもおすすめの資格です。

                インテリアプランナー

                インテリアプランナーはインテリアの専門家で、商品の配置や選び方の提案から建築物の設計や工事管理にも対応できる民間資格。

                建築士と仕事内容が似ており、登録者の約80%が建築士の資格も持っています。

                幅広い業務に対応できる資格のため、インテリア関係の企業以外に設計事務所や不動産会社でも求められています。

                試験では高度な専門知識が必要な設計製図があるため、2021年の合格率は15.2%しかありません。

                学科試験だけで取得できるアソシエイトインテリアプランナーという下位資格もあるので、製図経験がない方はまずはそちらに挑戦してみてはいかがでしょうか。

                施工管理職の転職に役立つ資格5選

                次に紹介するのは、施工管理職の転職に役立つ資格5つです。

                施工管理職の主な転職先は、ゼネコン・サブコン・公務員などです。施工管理資格には多くの種類があり、分野によっては転職できる企業が全く異なります。

                例えば、設備工事を請け負うサブコンでは建築施工管理技士よりも管工事や電気工事施工管理技士が求められています。

                転職したい企業が求める人材を理解して、適切な資格の取得を目指しましょう。

                建築施工管理技士

                建築施工管理技士は1級と2級があり、施工管理技士の中で最もニーズが高い国家資格。

                なぜなら建築施工管理技士資格の保有者は、建築一式工事を含む幅広い工事で主任技術者や監理技術者になれるからです。

                具体的には、1級建築施工管理技士は建設業許可29業種のうち17業種での業務が可能で、30代の若さで大規模な工事現場の所長になることもできますよ。

                2021年の合格率は1級が18.9%、2級が17.1%で1級建築士試験よりも出題範囲が狭く難易度は低めです。

                1級建築士よりも取得が容易な割には評価が高いので、コスパの高い資格であるといえるでしょう。

                土木施工管理技士

                土木施工管理技士は1級と2級があり、土木の工事現場で主任技術者や監理技術者になれる国家資格です。

                主に舗装、河川、港湾、橋、トンネルなどの施工管理を行います。

                近年増加している自然災害時の復旧工事も行っており、社会貢献度の高い仕事です。

                また、土木施工管理技士の需要は高く、デベロッパー、ゼネコン、建設会社、公務員への転職が可能です。

                2021年の合格率は1級が22.2%、2級が26.3%なので、しっかりと対策をすれば資格を取得できるでしょう。

                管工事施工管理技士

                管工事施工管理技士は1級と2級があり、管工事の主任技術者や監理技術者になれる国家資格です。

                建築設備などのパイプやダクトを配置するのが主な仕事で、建築物の規模が大きくなるほど配管はより複雑になっていきます。

                配管ミスは建築物にとって大きなトラブルに繋がるため、管工事施工管理技士の役割は重要です。

                主な転職先はサブコンと呼ばれる、ゼネコンから設備工事を請け負う企業です。また、派遣会社に登録をして、色々な企業の現場に出向する働き方もできます。

                管工事は建築物だけでなく、ガスや水道などの整備に欠かせない仕事です。

                2021年の合格率は1級が17.6%、2級が22.5%と簡単ではありませんが、資格があれば建築やインフラ業界で長く仕事を続けられるでしょう。

                電気施工管理技士

                電気工事施工管理技士は1級と2級があり、電気工事の主任技術者や監理技術者になれる国家資格。

                主な仕事は、建築工事の現場における電気に関わる設備工事の施工管理をすることです。

                また、ビルやマンションの電気設備の定期点検や、空調・換気設備の管理業務も電気工事施工管理技士が行うので、

                資格を持っていると、総合住宅機器メーカーや公務員への転職が有利になります。

                住宅には様々な電気設備が備わっているので、電気の知識が豊富な人材は重宝されます。

                自治体では、電気設備工事の技術者を募集していることがあるので、公務員への転職も可能です。

                2021年の合格率は1級が31.3%、2級が39.2%で他の施工管理技士の試験よりは高めです。

                電気分野は専門性が高いので、電気工事施工管理技士は建築・建設業界で需要が高い資格と言えるでしょう。

                建設機械施工管理技士

                建設機械施工管理技士は1級と2級があり、建設機械を使う工事の品質や安全管理に必要な国家資格。

                土木施工管理技士と混同されやすいですが、土木工事の中で建設機械を使う施工について監督するのが建設機械施工管理技士です。

                建設現場では機械化が進んでいるため、時代の影響を受けずに高い需要が見込めます。

                2021年の合格率は1級が17.3%、2級が38.6%でゼネコンや建設会社への転職で有利になる資格。

                重機オペレーターの募集をしている企業もあるので、機械を動かすことが好きな方にもおすすめです。

                コンサルティング系職の転職に役立つ資格4選

                コンサルティング系の職種に就くには、幅広い知識や高い技術力が求められます。

                いずれの資格も取得難易度が高く、合格率が5%を切るものことも。

                資格の取得ができれば、建築業界だけでなく不動産や医療・福祉の分野での活躍もできます。

                転職の幅を広げたい方は、これから紹介するコンサルティング系の資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。

                技術士

                技術士は科学技術分野における最高位の国家資格で、建設業界において欠かせない人材です。21の部門からなっており、建築に関わる建設分野はその内の1つです。

                技術士の多くは、技術コンサルタントの職に就いていて、建設に関する指導や調査が主な業務です。

                建設会社の中でも技術開発や研究職、建設コンサルタント企業や官公庁への転職ができます。

                試験の難易度は非常に高く、2021年の合格率は3.0%。

                建設分野の技術力を高めてコンサルティング系の仕事がしたい人は、技術士の資格に挑戦してみてはいかがでしょうか。

                福祉住環境コーディネーター

                福祉住環境コーディネーターは国家資格で、高齢者や障害を持つ人の住環境を整えるためのサポートを行います。

                建築以外にも、医療や福祉分野など幅広い専門知識を身に付ける必要があり、あらゆる人が快適な生活を送るために、必要とされている資格です。

                1級・2級・3級の資格があり、2021年の合格率は1級が17.7%、2級が67.8%、3級が66.1%です。

                1級は難易度が高い試験ですが、高齢化が進む日本では需要が高い資格です。

                福祉や介護、建築など多くの業界で必要とされているため、異業界への転職も検討したい人におすすめの資格です。

                コンクリート診断士

                コンクリート診断士は民間資格で、完成された建築物の診断や管理業務を行います。

                調査や診断のための資格といったイメージがありますが、建築物の老朽化が進む日本では補修や改修工事が増加しています。

                そのため、設計や施工に関わる人にも必要とされている資格です。

                主な仕事内容は既設建築物のコンクリートを点検し、補修や補強計画の検討をします。

                2021年の合格率は16.0%と低く、コンクリートに関する高度な知識が求められます。

                コンクリート診断士の資格を持っていると、建設コンサルタントや建築物の点検・調査企業への転職を有利に進めることができます。

                宅地建物取引士

                宅地建物取引士(宅建士)は、土地や建築物などの売買・賃貸取引に関与するための国家資格。

                不動産関係者が持つ資格というイメージが強いですが、建築会社においても大いに求められる資格です。

                宅地建物取引士(宅建士)がいれば、土地や建築物の取引を自社で行うことができます。そのため、より低コストで物件の提供をできるんです。

                2021年12月実施試験の合格率は15.6%と低いため、資格を持っていれば転職で有利になることは間違いありません。

                建築業界だけでなく不動産業界や金融機関でも求められている資格なので、別業界への転職がしたい人にもおすすめの資格です。

                まとめ

                この記事では、建築業界での転職に役立つ資格について職種別に紹介しました。

                同じ企業でも部署によって求められる資格は異なります。

                あなたが就きたい仕事で求められる資格を取得して、転職を有利に進めましょう。

                私が現在勤めている企業への転職は、リクルートエージェントのスカウトサービスを利用しました。

                履歴書や職務経歴書をアップロードすると、内容を読んだ企業からスカウトをもらえます。通常応募よりも書類選考の通過率が3倍になったり、すぐに面接に進めたりといったメリットがあります。

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                【実践者が教える】建築VRの活用事例とおすすめデバイスまとめ|synschismo https://peco-ken.com/%e3%80%90%e5%ae%9f%e8%b7%b5%e8%80%85%e3%81%8c%e6%95%99%e3%81%88%e3%82%8b%e3%80%91%e5%bb%ba%e7%af%89vr%e3%81%ae%e6%b4%bb%e7%94%a8%e4%ba%8b%e4%be%8b%e3%81%a8%e3%81%8a%e3%81%99%e3%81%99%e3%82%81%e3%83%87/ https://peco-ken.com/%e3%80%90%e5%ae%9f%e8%b7%b5%e8%80%85%e3%81%8c%e6%95%99%e3%81%88%e3%82%8b%e3%80%91%e5%bb%ba%e7%af%89vr%e3%81%ae%e6%b4%bb%e7%94%a8%e4%ba%8b%e4%be%8b%e3%81%a8%e3%81%8a%e3%81%99%e3%81%99%e3%82%81%e3%83%87/#respond Sun, 09 May 2021 23:53:45 +0000 https://peco-ken.com/?p=20956 けんちくは、私たちはsynschismoというグループで主に空間のデジタル化を行っています。

                今回は、近年話題沸騰のVRについてお話したいと思います。

                VRの具体的な取り組みだけでなく、おすすめのVRデバイスも紹介するので、ぜひVRに挑戦してみてください!

                プレゼンテーションにも役立つ大きな武器になると思います。

                VRでは実際にその場にいるかのような体験ができる

                VRとはVitual Reality(人工現実感)のことで、そこに「実際」にはないものを、あるかの如く振る舞わせたり表現することをいいます。

                例えば、VRジェットコースターであれば、実際に乗っているわけではないのに、浮遊感をえたり滑り降りる時の恐怖感をえたりする感覚をイメージしてみると分かりやすいかもしれません。

                また、VRと聞くとヘッドマウントディスプレイ(HMD)というゴーグルのような機器をイメージしますが、広い意味でいえばテレビやゲームもVRの仲間だったりします。ここでは皆さんがよくイメージされるHMDを使ったVRを使った事例について紹介します。

                synschismoメンバーが取り組んでいた事例を紹介

                VRだから出来るバーチャルならではの体験 - VRUU

                私は以前synschismoとは別のプロジェクトチームで宇都宮大学のバーチャルキャンパスを制作しました。大学のキャンパス一帯を、バーチャル空間上に再現し、コロナ禍でも高校生にキャンパスライフを体験してもらうことを目指しました。

                写真は、バーチャル講演会の様子です。バーチャルキャンパスを端的に表すのであれば「いつでも・どこでも・何でも・誰でも」な世界。このVRの魅力を建築に取り込むことで、建築にできることをさらに広げられると感じています。

                オープンキャンパス開催中に、自分自身も、バーチャルキャンパスをVRで歩き回ったり、眺めたりしたのですが、実際にキャンパスを訪れたかのような体験ができるだけでなく、リアルキャンパスでは出来ない、バーチャルだからこその体験ができるなど、通常とは違う景色を眺めることでリアルキャンパスの魅力を再発見できました。

                上空100mの世界からキャンパスの景色を眺めることで、使われなかった土地の有効活用へ繋げられるかもしれません。

                各社でのVR活用事例を紹介

                企業ではさらに実用的なVRの活用事例みられます。ここでは、いくつかの企業で行われているVRの活用事例を紹介したいと思います。

                住宅用VR バーチャル空間体感システム

                ある工務店ではバーチャル上で住宅づくりのシミュレーションやプレゼンテーションが行われています。

                建物が完成する前から実寸大で建物の雰囲気を味わうことができますし、簡単に壁紙・床材などの模様替えができるので、施主が理想の住まいのイメージを伝えやすくなると考えられます。

                住宅を注文する側では、十分にイメージできない細かい仕上がりや雰囲気などをVRを通して伝えることができるので、満足度の高いサービスを提供することができます。

                Holostruction

                施工現場ではよりスマートな施工が行われています。OYANAGI CONSRUCTION INC.では施工の際にMR(Mixed Reality。VRが視野全体をCGで覆うのに対し、現実の風景にCGを重ねている)を使って、施工時のコミュニケーションや情報へのアクセスを効率的に遂行できるようなソリューションを提供しています。

                現場で図面をみるかわりに、デジタル化された出来形のモデルを見ながら作業できるミライがすぐそこにあると感じられる事例です。

                おすすめのVRデバイス

                VRデバイスには、スマホから始められるものや、PCが必要なもの、VRヘッドマウントディスプレイだけで遊べるものがあります。

                最後に、それぞれのおすすめVRデバイスを紹介します。

                Android・iPhone対応のスマホ用VRデバイス

                サンワサプライ MED-VRG3

                AndroidとiPhoneのどちらにも対応しているスマホ用のVRデバイスです。ゴーグルの部分にスマホを挟み込むだけでVRコンテンツが楽しめる入門におすすめのデバイス。

                焦点距離を調整できるダイヤルや、ヘッドホンが一体となっているため、没入感を高めてくれます。

                スタンドアローン型のVRデバイス

                Oculus Quest

                私のおすすめはスタンドアローン型のVR「oqulus quest2」です。PCに接続する必要がないので、高性能なPCを用意する必要がなく、比較的安価に高品質なVRコンテンツが体験できます。このデバイスさえあれば、自分の設計した建物の3Dデータを見ることもできます。

                PC接続型のVRデバイス

                HTC VIVE Pro

                こちらは、外部センサーを設置する高性能なVRデバイス「HTC VIVE Pro」です。VRで遊ぶ部屋にセンサーを設置するためトラッキング精度が高く、身体を激しく動かすようなVRコンテンツで高い没入感が得られるデバイスになっています。

                ハイエンドなデバイスであるため、PCの要求スペックが高いのでこれまで紹介したデバイスと比べて高価です。VRに慣れてきたら挑戦してみてもいいかもしれません。

                おわりに

                今回は、VRについて、synschismoからの事例とその他にVRを活用している先行事例を紹介しました!

                VRを導入して損することはないと思うので是非挑戦してみてください。

                私たちは、栃木県大谷町にある約2万㎡の地下空間を3Dスキャンし、データ活用を促進するためのプロジェクトを行っています。

                高精度かつ広域な3Dスキャンは、機材はもちろん現地の方との調整が必要であったりと取り組みが容易ではありません。私たちは、地下空間のデータ化を率先して行いオープンに公開することで、様々な方がそれぞれに実験を行える環境をつくりたいと考えています。

                是非、プロジェクトページにアクセスいただき、活動を応援してくれると嬉しいです。

                https://www.synschismo.com/odap

                また、synschismoのホームページでは作品やブログを掲載していますので合わせてご覧ください。

                synschismo | シンシズモ

                 

                 

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                https://peco-ken.com/%e3%80%90%e5%ae%9f%e8%b7%b5%e8%80%85%e3%81%8c%e6%95%99%e3%81%88%e3%82%8b%e3%80%91%e5%bb%ba%e7%af%89vr%e3%81%ae%e6%b4%bb%e7%94%a8%e4%ba%8b%e4%be%8b%e3%81%a8%e3%81%8a%e3%81%99%e3%81%99%e3%82%81%e3%83%87/feed/ 0
                東北芸術工科大学の建築学科はどんなところ?卒業生に聞いてみよう。 https://peco-ken.com/touhokugeizyutu-college/ https://peco-ken.com/touhokugeizyutu-college/#respond Fri, 02 Apr 2021 23:10:26 +0000 https://peco-ken.com/?p=20912 はじめに

                「建築学科を目指してとりあえず検索してみたら、日本全国に大学がありすぎてどこがいいか分からない…!」

                家の近くにある建築学科でもいいですが、本気で建築を学びたいなら大学選びからこだわりたいですよね!

                そこで今回は建築をめざす高校生のみなさんの大学選びの参考になればと思い、各大学の先輩たちにそれぞれの大学の特徴を教えてもらいます。今回は山形県山形市にある東北芸術工科大学。

                東北芸術工科大学に在籍していて、現在は株式会社オブザボックスの代表取締役を務める追沼翼さんに聞いてきました。

                ・建築学科への受験を検討してる

                東北芸術工科大学がどんな大学か知りたい

                そんな学生さんは読んでみてください。

                ▼取材動画は下からご覧ください▼

                簡単に経歴を教えてください。

                東北芸術工科大学 追沼翼

                はじめまして、追沼翼と申します。

                仙台市出身です。東北工科芸術大学建築環境デザイン学科に進学し、その後、同大学大学院に進みました。現在は、株式会社オブザボックスの代表取締役を務めています。

                どうして東北芸術工科大学の建築学科を選んだの?

                実は元々建築に興味があったわけではなくて、美術を学びたかったんですよね。でも大学いけないのは困るので、すべり止めで東北芸術工科大学を受けていました

                こんな感じで東北芸術工科大学に進んだので、東北芸術工科大学の建築学科に絶対入りたいといったような熱意は特にありませんでした。

                東北芸術工科大学はどんなところ?特徴は?

                私のなかで印象的だったのは「エコロジカル地域論・建築論」と呼ばれる授業でしたね。これはエコハウスの構造や断熱について学ぶ授業で、面白かったです。他にもリノベーションについて学ぶ授業もありました。

                全体的な講義の流れとしては、座学授業のなかで学んだことを設計課題に落とし込む形です。無意識に課題設計に落とし込めるようになっているので、とにかくインプットからアウトプットの流れが速くて、身になります。

                建築学科はどんなところ?特徴は?

                東北芸術工科大学の建築学科では、エコハウスの設計や、まちづくりの課題など、リアルにこれからの建築で必要とされてくるような特殊な授業が多い印象でした。

                そのため環境やsustainability(持続可能性)に興味がある人に向いていると思います。

                1年生:基礎を学び自然と触れ合う

                1年生は基本的に座学中心の授業となります。前期に建築に関する基礎的なことを学び、後期から製図の授業が始まったって感じでしたね。

                また東北芸術工科大学は山を所有しているのですが、その山を見に行ったり杉を切ったりする演習など、自然に近く触れ合えるような授業もありました。

                2年生:小規模建築の設計

                2年生の前期では、軸組や在来工法に関する授業を行います。私のときは、併せて在来軸組工法を用いて、茶室やタイニーハウスなどを設計する課題が設定されました。

                2年生の後期では、住宅設計や外構設計の授業が行われます。外構設計では庭の作品をつくりましたね。

                3年生:リアリティをもった設計

                3年生では、山形市内を敷地とした設計を行います。今までは空想の敷地に設計をしていましたが、実際に自分の住む町での設計は身近に感じられて面白かったですね。

                グループ設計、リノベーション演習、大規模建築について考える授業も多かったです。

                4年生:卒業論文・設計

                4年生になると、前期に全員が論文を書きます。これは他の大学と比べて、かなりはやいのではないでしょうか?

                4年制の後期では「前期に書いた論文を踏まえて設計する学生」と「前期の論文を引き継き行って完成させる学生」がいました。

                どんな設計課題がある?設計課題ってどんなことするの?

                東北芸術工科大学では、エコハウスの設計・在来軸組工法を用いた小空間の設計・リノベーション・大規模建築の設計課題があります。

                それぞれに設定されたテーマに沿って、設計する課題です。

                授業、課題以外で取り組んでいることはある?

                授業・課題以外で取り組んでいるものとしては、産学連携のプロジェクトがありました。私の代では、無印良品と芸工大でアパートを設計するといったプロジェクトでしたね。

                このようにプロジェクトという形で、勉強以外の学内活動があります。

                どんな研究室がある?どんな教授がいる?

                まず東北芸術工科大学には、7つの研究室があります。これは教授が話し合い、各学生にあった研究室に割り振られるといった感じでした。

                ちなみに私は馬場正孝教授の研究室に所属し、町のコミュニティをどう再興させていくのかに関する研究を行いました。実際に道路拡幅工事が頓挫し、解体されたまま残ってしまった場所があったのですが、そこがテーマに利用されましたね。

                大学院へ進学する人はいる?

                東北芸術工科大学から他大学に進学する学生は、割と多い印象でしたね。

                ちなみに大学院へは、ポートフォリオと面接で受験しました。筆記試験は無かったので、研究室に入りたいという明確な希望をはっきりと伝えることが大切ですね。

                東北芸術工科大学建築学科の楽しいところ、大変なところ

                東北芸術工科大学には「芸術領域」と「デザイン工学領域」の2つの領域があります。

                少し大変だったことは、この領域や学科の枠を超えて様々な勉強・活動ができると考えて入学したことでした。実際には専門科目を超えて勉強できない部分もあり、ギャップに苦しみましたね。

                受験生へのアドバイス

                東北芸術工科大学は、考え方や哲学の部分までも教えてくれます。

                いま進路がはっきりと決まっていない学生でも、新しい社会課題の見つけ方などの基礎的な部分から勉強できるのが特徴です。

                不安な学生はとりあえず東北芸術工科大学に来てみて、楽しそうかどうか見学するだけでもいいんじゃないかなと思います。

                おわりに

                追沼翼さんどうもありがとうございました!

                その他建築学科の取材記事や情報は以下のリンクから見ることができます。また更新情報はしばたまるの公式LINEから受けとれるようになってるので、ココから友達追加して見てください。

                インタビュアー:佐々木俊平

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                https://peco-ken.com/touhokugeizyutu-college/feed/ 0
                【武器になる】建築設計に活用できるフォトグラメトリに挑戦してみては?|synschismo https://peco-ken.com/photogrammetry1/ https://peco-ken.com/photogrammetry1/#respond Mon, 08 Mar 2021 06:09:58 +0000 https://peco-ken.com/?p=20878 けんちくは、私たちはsynschismoというグループで、主に空間のデジタル化を行っています。

                現在は2万㎡近くある地下空間を3次元スキャンするプロジェクトを実施中するためにクラウドファンディングにも挑戦中です。

                今回は、フォトグラメトリに関心を抱いている学生に向けて私たちの実作を交えながら紹介したいと思います。

                技術的なHow-Toだけでなく、取り組みの事例やツールも合わせて紹介するので、ぜひ挑戦してみてください。あなたの武器になるはずです。

                ≫クラウドファンディング:【宇都宮市】大谷町の地下空間をテクノロジーで盛り上げたい!

                フォトグラメトリは写真から3Dモデルを構築する

                フォトグラメトリは、スキャンしたい対象を様々な角度から撮影した画像に対し、専用のソフトウェアによって解析することで3Dモデルを構築する技術を指します。

                より詳細な技術としては、「SfM (Structure from Motion)」という計算アルゴリズムが要になっていて、異なる角度から撮影した画像群の共通した特徴点を捉えることで、撮影した位置・姿勢との立体的な関係を再現することができます。

                日本語では「写真測量法」と呼ばれていて、航空写真による地形の3Dデータ化や文化遺産等の3Dデータ化によって調査に活用されてきた歴史があります。技術自体は1980年代に現れたもので、息の長い技術なんです。

                実際に、フォトグラメトリをするときは、スキャンしたい対象を何枚も...何枚も...何枚も撮影します(笑)

                御岳渓谷に遊びにいったときに撮影した岩...250枚くらい撮影しました(笑)

                実際に取り組んだフォトグラメトリの事例を紹介|synschismo

                synschismoでは、フォトグラメトリを活用したいくつかの作品があるのでそれらを簡単に紹介しながら具体的なイメージを持ってもらえたらと思います。

                建築アーカイブの最先端を体験しよう-PHOTOGRAMMETRY WORKSHOP

                2019年の末ごろに開催したフォトグラメトリのワークショップです。 大学構内にある休憩所である小屋をぐるっと回りながら撮影しました。屋根部分が写真に写りにくかったり、ソフトウェアが特徴を捉えにくいなどの理由からあまり屋根部分をモデル化できていません。

                これは、フォトグラメトリが画像群内で共通する特徴点から3Dモデルを構築する仕組みであるがゆえに起こる問題なのですが、しっかり精度あるモデルを構築したい場合は、特徴点となるようなマーカーを設置したりライティングを行うなどの工夫が必要になってきます。

                本ワークショップは入門編であったため、そこまでの施策はせず簡易的な撮影に留めました。

                Qlone, the all in one tool for 3D Scanningより引用

                フォトグラメトリ技術を活用した模型製作

                こちらは、栃木県大田原市を拠点にした「一般社団法人えんがお」様の地域サロンである建物をスキャンし、模型製作に活用したプロジェクトです。

                フォトグラメトリから模型製作までの流れについては、長くなってしまうので端折りますが、今回は2階建ての建築物であることもあり、屋根面をドローンを用いて撮影しました。

                当日は雨が降っていたことと、トイドローンという小さなドローンだったためカメラ性能が低く暗い写真になっています。

                これだけでも、ワークショップで課題になった屋根面のモデル化が改善できました。

                スキャン対象が大きくなればなるほど、自撮り棒やドローンの活用が必要になってくるのが面白いですね。

                先人たちの取り組み事例を紹介

                次に、先人たちによって取り組まれている大規模な空間を対象にした事例や、先人たちの作品を観察できるプラットフォームを紹介したいと思います。

                みんなの首里城デジタル復元プロジェクト

                2019年10月31日の火災によって焼失してしまった首里城を、画像検索によって収集した写真と、一般の方が撮影してきた思い出の写真を集めることで、よりきれいな3Dモデルの復元を目指したプロジェクト(みんなの首里城デジタル復元プロジェクト)です。

                SketchFabにアップロードされた首里城の3Dモデル
                (首里城 Shuri Castle, OUR Shurijo: Shuri Castle Digital Reconstructionより引用

                Photogrammetry, SketchFab

                SketchFabという3Dデータを投稿できるサービスでも、フォトグラメトリ作品は多くのユーザーによって共有されています。フォトグラメトリでどんなことができるのか、気になる作品をチェックしながら、イメージを膨らませると楽しいです。

                SketchFabで「Photogrammetry」と検索すると多くの方の作品を観ることができます。

                ≫Sketchfab

                フォトグラメトリに使えるソフトフェアやアプリを紹介

                最後に、フォトグラメトリに使用するソフトウェアやスマホで利用できるアプリを紹介したいと思います。

                解析用ソフトウェア

                まずは解析用のソフトフェアの紹介です。

                Reality Capture

                メッシュ生成の精度が高いですが、しっかり写真を撮影しないとメッシュが破綻したり穴が開いたりしてしまいます。次に紹介する3DFZepherに比べて、使用感がお堅めのソフトと言えます。

                https://peterfalkingham.com/2019/05/17/photogrammetry-testing-reality-capture-commercialsoftware/より引用

                ≫RealityCapture

                3DFZepher

                こちらは無料で使用できますが、枚数制限がありました。Reality Captureと違ってメッシュの編集加工ができる点で便利です。

                https://peterfalkingham.com/2018/07/16/photogrammetry-testing-13-revisiting-3dfzephyr-free-v4-001/より引用

                ≫3DF Zephyr

                meshroom

                完全オープンライセンスなフォトグラメトリ用ソフトになります。

                各解析プロセスがノードベース(電池をワイヤーでつなぐようなUI:例えばGrasshopper)で表現されているので、フォトグラメトリの仕組みを理解するのにもおすすめなソフトです。


                https://3dcoat.com/forum/index.php?/topic/22669-meshroom-free-photogrammetry/より引用

                ≫meshroom

                3Dスキャンができるスマートフォンアプリ

                次に3Dスキャンができるスマートフォンアプリ。いくつかありますが、LiDARを使用しないフォトグラメトリタイプを紹介します。

                紹介する2つのアプリは、いずれも対象物の周囲をスマートフォンで撮影することで、3Dモデルを構築してくれます。

                処理自体はクラウド上で行われるため、端末の性能に左右されにくいのが特徴です。(Androidのアプリで使用経験のあるおすすめアプリがなかったのですみません)

                Trnio(有料アプリ・iPhoneのみ対応)

                https://3dscanexpert.com/trnio-iphone-photogrammetry-app-review/より引用

                ≫Trnio

                Matterport Capture(無料アプリ・iPhoneのみ対応)

                 https://matterport.com/3d-capture-applicationsより引用

                ≫3D Capture Applications

                おわりに

                今回はフォトグラメトリについて、私たちsynschismoの事例やフォトグラメトリを活用している先行事例を紹介しました。

                スマートフォン1つあれば写真の撮影はできますし、便利なアプリも登場しているので是非挑戦してみてください。

                 

                最後に、冒頭で紹介したクラウドファンディングの紹介をさせてください!

                私たちsynschismoはいま、栃木県大谷町にある約2万㎡の地下空間を3Dスキャンし、データ活用を促進するためのプロジェクトを行っています。

                高精度かつ広域な3Dスキャンは、機材はもちろん現地の方との調整が必要であったりと取り組みが容易ではありません。

                地下空間のデータ化を率先して行いオープンに公開することで、様々な方がそれぞれに実験を行える環境をつくりたいと考えています。まずはプロジェクトページをご覧ください。応援をよろしくお願いいたします!

                また、synschismoのホームページではこれまでの作品やコラムも掲載してるので合わせてご覧ください。

                ≫クラウドファンディング:【宇都宮市】大谷町の地下空間をテクノロジーで盛り上げたい!

                ≫synschismo | デジタル技術を活用した現実空間の体験の可能性を、社会実装を通して追求す

                 

                 

                ぼくは巨匠になりたい。の更新情報は公式LINEから受けとれます。こんな所に取材して欲しい、こんなことが聞きたいなどの声も書き込んでもらえると嬉しいです。

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                https://peco-ken.com/photogrammetry1/feed/ 0
                滋賀県立大学の建築学科はどんなところ?現役学生に聞いてみよう。 https://peco-ken.com/shigaken-college/ https://peco-ken.com/shigaken-college/#respond Mon, 08 Mar 2021 04:56:53 +0000 https://peco-ken.com/?p=20864 建築を学べる大学への進学を考えているけれど、日本全国に大学がありすぎてわからない…!「建築学科」といっても、大学によってその内容はさまざま。

                今回は建築をめざす高校生のみなさんの大学選びの参考になればと思い、各大学の先輩たちにそれぞれの大学の特徴を教えてもらいます。今回は滋賀県彦根市にある滋賀県立大学。

                滋賀県立大学、在籍中の3年生・寺本圭吾さん、野瀬晃平さんに、大学生活についてやカリキュラム、特徴について聞いてきました。

                ・建築学科への受験を検討してる

                滋賀県立大学がどんな大学か知りたい

                そんな学生さんは読んでみてください。

                ▼取材動画は下からご覧ください▼

                自己紹介と簡単に経歴を教えてください。

                左から、滋賀県立大学 環境科学部 環境建築デザイン学科の寺本圭吾さんと野瀬晃平さん

                寺本:はじめまして、寺本圭吾です。

                高校時代は部活動に励み、進路希望として考えていたのは工学部でした。実は建築の道に進むという考えはなく、消去法で選びました。

                建築との関わりといえば、親が建設関係の会社に勤めていることくらいです。

                野瀬:はじめまして、野瀬晃平です。

                私も高校時代は部活動に励んでいました。もともと家を見るのが好きという自覚はあったのですが、周囲も同じだと思っていました。

                でも実は私のように家に興味を持つ人ばかりではないことを知り、その時になんとなく「建築に進んでみようかな」と思いました。

                滋賀県立大学はどんなところ?特徴は?

                大学の周りには池や田んぼ、畑などがあって穏やかな雰囲です。

                他の大学と比較すると「人が多い」「息苦しい」などと感じることがないので、のんびりと学べるのが滋賀県立大学の特徴かと思います。

                どうして滋賀県立大学の建築学科を選んだの?

                もともと私立の大学に進むことは考えていなかったので、国公立大学の1つとして滋賀県立大学が選択肢にありました。そのなかでも近畿圏内で…と考えた際、自分にあった学力レベルだったことから滋賀県立大学を選びました。

                また入試には前期・後期というものがあるのですが、前期入試で他大学を不合格になった人が後期入試のスケッチで、滋賀県立大学を受けるということも多いと聞きます。

                他にも大学自体(建物)が綺麗だったということで、ここで学びたいという意欲が強まりました。個人的には、実家が関西で通いやすいという点も理由の1つでした。

                滋賀県立大学の建築学科の特徴は?

                他の大学では工学部建築学科が多いように思いますが、滋賀県立大学は環境科学部の建築デザイン学科です。主に環境系を学ぶので、授業内容も「環境・デザイン」が多いです。

                一方で「構造・設備」においては、少ないかなといった印象があります。

                また滋賀県立大学の建築学科では、男女比は1:1程度。ワークショップなどで先輩と関わる機会が多いため、先輩とは必然的につながれる環境です。

                滋賀県立大学の建築学科のカリキュラムは?

                櫻本:ここからは寺本圭吾さんと野瀬晃平さんの体験として、滋賀県立大学3年生までのカリキュラムについてお聞きします。

                1年生:ものづくりの楽しさ」「つらさ」を知る

                美術館模型美術館模型

                1年生で一番印象に残っている授業は「イメージ表現法」という授業でした。たとえば段ボールで椅子を作るといった創作系の授業では、想像力や主体的な取り組みが必要です。

                能動的に作業ができる人にとっては楽しい授業ではありますが、一方で「作業量が多い、プレッシャーを感じる」なんて感じる人もいるでしょう。

                カリキュラムとしては図面のトレースやパースの授業が後期に始まるので、そこで建築の基礎知識を学習します。教えてもらうというよりも、課題に対して自ら動くことが求められます。

                またこれは余談ですが、建築学科では自分の作品に自信がある人が多く、個性的考え方に触れられるので魅力的です。つくるということを楽しめる人には向いていると思います。

                2年生:設計演習が始まる

                2年生からは、設計演習が始まります。他大学では住宅設計が多いらしいのですが、広い視野(公共性)を意識して設計するという意図から、滋賀県立大学ではまず公民館を設計するという課題が与えられました。

                設計課題の流れとしては、

                • 前期:公民館、住宅
                • 後期:集合住宅、美術館 
                • 最終:リノベーション課題(細かいディテールなどを学ぶ)

                といった感じです。

                美術館の立体図(CG)

                また2年生の授業では、環境系の講義が増えます。環境フィールドワーク(環境系の他学科講義)では、建築と離れた視点から環境を学びました。

                環境に対しての意識を持つという意図があるのか、実際に「建築の事例と一緒に環境について学習する」ことが多くあります。

                3年生:設計演習・講義共に深く学ぶ

                3年生では、以前と変わらず設計演習が中心です。加えて、構造についての授業も増えていきます。

                従来であればグループ課題が与えられていましたが、今年は新型コロナウイルスが流行したこともあり、コロナ禍における視点で住宅を設計するという課題に変わりました。

                寺本圭吾 設計演習III 最終発表

                さまざまな視点から「コロナでどのようにライフスタイルが変わっていくのか」ということを意識して、作品事例を見ました。今年の授業では、貴重な体験ができたと思います。

                また3年生になると設計課題が前期で終了し、後期からは研究室に配属されます。ここから専門的な学習へと移行していきますね。

                この授業がおもしろい!

                設計演習4(3年生後期に受講できる)は、授業のなかでも特に面白かったですね。もちろん設計することも楽しいのですが、他人の設計課題を見られるというところがポイントです。

                たとえば設計演習4で講師の建築家と生徒で「大阪城」「滋賀県の比叡山」を探訪し、フィールドワークを行いました。同行してくれる建築家の視点を間近で見られることは貴重な体験・学習です。

                毎年別の建築家が同行してくれますし、授業のような感覚がないことも嬉しいポイントでした。

                また建築学科以外の講義を受けることができるため、服飾関係や生活デザインなどの授業も普段と違う内容で面白いです。

                他の学科の講義といえば「環境フィールドワーク」や「フィリピンでの現地ワークショップ」なども行いましたね。

                「環境フィールドワーク」では、竹を使ったモニュメントを学生自身が考えて作成しましたし、長期休暇をつかった「フィリピンでの現地ワークショップ」では、実際に足を運んだからこそのインスピレーションを得られました。

                図面作成だけではなく、実際に自分でつくる演習授業もあります。

                どんな設計課題がある?設計課題って難しい?

                設計課題は、2~3年生の間に「公民館・住宅・集合住宅・美術館・リノベーション課題・グループ課題(今年はコロナ禍における住宅課題)」がありました。

                設計課題では、規模が大きいものや身近でないものが難しく感じます。

                たとえば規模が大きい「集合住宅」は1つ1つの細かな設定部分まで考えるため、大変でした。また身近でない「美術館」は普段見えない部分(スタッフの動線など)を読み取ることが難しく、利用者全員が快適に利用できる建物をつくるのは難しかったです。

                授業、課題以外で取り組んでいることはある?

                授業以外ではNEXTAという関西の建築学生の団体と合同で、建築合宿などの学外活動を行っていました。学外の団体に入ったきっかけは、他の大学や人に興味を持ったからです。

                滋賀県立大学と他大学の違いを知ることで、改めて意欲的に活動できたことがよかったと思うポイントです。

                他には、自分の大学と地域の建設会社との繋がりを作るという団体を立ち上げて活動しています。また、学生が参加できる学外の建築コンペに参加することもありました。

                どんな研究室がある?どんな教授がいる?

                私は「構造デザイン」を専門とした研究室に所属しています。

                基本の計画設計から実施設計までを学び、竹や木など生活の身近にある材料を使って新しい工法を考えるということを学んでいます。環境という枠のなかの構造デザインを学んでいる感覚です。

                現在は「環境工学の熱・光・風など」を学ぶ研究室に所属しており、たとえば光や色に対して人間がどのように反応するのか観察しました。

                他にも、滋賀県立大学には幅広い内容の研究室があります。意匠・構造・環境・ランドスケープ・歴史など教授の経歴も華やかで、生徒の選択肢は広いです。

                先輩はどんなところに就職してる?

                先輩は施工管理が多く、個人の設計事務所もいますね。準大手ゼネコンに就職する方もいました。

                他にはハウスメーカーなどが多いですね。

                私の場合は、大きなビル等ではない公共建築や小さな規模の建築に携わりたいので組織設計事務所を考えています。他には住宅やインテリア、住宅設計か施工管理などの業種も考えています。

                大学院へ進学する人はいる?

                基本的に少ないです。2~3割くらいといった感じで、内部進学の方が多いです。

                ちなみに、他大学へ進学する人は1割くらいです。

                滋賀県立大学建築学科の楽しいところ、大変なところ

                建築学科に入ってよかったところは、先輩後輩の縦の繋がりや軸がしっかりしているところです。1学年あたり50人程度なので、同級生との距離が近く親しみやすいです。

                また製図室を使える時間も長く、2年生からは自分の席もあるので制作活動を行いやすい環境です。

                余談ですが、建築学科とデザイン学科の人たちの間で恋愛に発展することもありますね(笑)

                受験生へのアドバイス

                興味を持ったらまず行動してみること悩みすぎずに飛び込んでみることが大切だと思います。入ってみると、高校時代に考えていたことと違う楽しい面が出てきますよ。

                もちろん大学選びも重要なのですが「入学してからどう行動するか」が、本当に大切なことだと思います。

                あ、ちなみに駅からは遠いので注意したほうがいいです(笑)

                自転車で20分、バスで20~30分、徒歩だと1時間程度かかります。

                滋賀県内に住んでいる人は実家から通うことが多いのですが、大阪県内に住んでいるのであれば下宿をおすすめします。

                おわりに

                寺本圭吾さん、野瀬晃平さんどうもありがとうございました!

                ぼくは巨匠になりたい。の更新情報は公式LINEから受けとれます。こんな所に取材して欲しい、こんなことが聞きたいなどの声も書き込んでもらえると嬉しいです。

                インタビュアー:櫻本聖成

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                https://peco-ken.com/shigaken-college/feed/ 0