
どうも、この度、6年間にも渡る建築学生生活を終えたしばたまる(@yabaikagu)です。
今回は数あるポートフォリオの中から厳選した7作品や作り方を紹介します。
- ポートフォリオを急いで作る必要がある
- 自分の作品にあったテイストを探している
- ポートフォリオとは何かを把握したい
スマホの方は横向きでポートフォリオを見てね!
建築学生には就職活動前までに行わなければならない大きな壁があります。
それは「ポートフォリオ」制作!!
それは転職であっても変わりません。
ポートフォリオは建築学生生活ないしは設計生活の集大成とも言える自分そのものを表す説明書となるんですよ。
ポートフォリオが必要な時期は学生によって違いますが、
この記事を読んでいる方あなたはポートフォリオの作成時期が迫り、
焦りを感じている方が多いのではないでしょうか。
今回の記事では1からレイアウトや載せる作品を考える時間もないし、
参考になるポートフォリオを膨大なサイトから探すのもめんどくさい。
今回はそんなあなたのために、
テイスト別にポートフォリオサイトの中から厳選した7作品や作り方をご紹介したいと思います。
ぜひ、あなたの作品のイメージに近いポートフォリオを見つけてパクって参考にしてくださいね。
ポートフォリオは随時追加していくよ!
おすすめ建築ポートフォリオ7選
まずは建築学生におすすめしたいポートフォリオ7選を数ある中から厳選してタイプ別に紹介します。
- これぞ見本!優等生デザイン
- シンプルなA3縦使いのデザイン
- フォマットが完璧!伝わるデザイン
- 作品多様性が光るデザイン
- 横使いを活かしたデザイン
- 学生が真似しやすいデザイン
- 女性の魅力!やさしさ溢れるデザイン
それでは1つ1つ見ていくね!
これぞ見本!優等生デザイン
SARI SARTIKA
使用しているカラーをグリーンで統一して作品に視点が行くようにレイアウトされています。
見やすさやクオリティも満点な優等生のポートフォリオです。
A4でデザインしたいあなたはまず真似してほしい!
✓こんな人にオススメ
- 作品の規模が大きくCGに自信がある
- ゼネコンや組織設計志望
- しっかり者な印象を与えたい
シンプルなA3縦使いのデザイン
SWILL POWELL
入れる情報は最低限に厳選してシンプルに余白を生かし切ったセンス溢れるポートフォリオです。
A3の大きさで余白を出しながらレイアウトしているポートフォリオは中々珍しい。
作品一つ一つのクオリティがものすごく高いので、
あえて文字を入れないことでポートフォリオでしっかり存在感を放ってますね!
✓こんな人にオススメ
- 作品の多くを語りたくない
- 余白のあるデザインが好み
- センスの高いアトリエ志望
フォーマットが完璧!伝わるデザイン
SHUN TSURUGAYA
自分の取り組んだ作品の時系列や作品の特徴、自分のポリシーを見事にまとめ切っているとにかくわかりやすくポートフォリオです。
ポートフォリオには必要な知識がすべて詰まっているのでまずこのポートフォリオのフォーマットを参考にするといいと思います。
✓こんな人にオススメ
- とにかくわかりやすさを追求したい
- アトリエでも組織設計、両方に対応したい
ボリューム大。作品多様性が光るデザイン
立松 裕規
レイアウトの為にレイアウトするというより、とにかく作品をたくさん込めてあるポートフォリオです。
作品が多いので、
余計なデザインや色はありません。
作品を膨大に魅せることで自分の色が示せています。
ポートフォリオを作る前に毎回作品をこのようにまとめておくと、
作品制作時期に一気に取り掛からなくていいので、
1つ1つの作品を上のポートフォリオのようにまとめておくと、
就活や急なインターン・オープンデスクに対応できるのでまずはここから始めましょう!
✓こんな人にオススメ
- 今までの作品をとにかくまとめておきたい
- 就活・インターン前に準備をしておきたい
横使いのレイアウトを活かしたデザイン
YOSHIMICHI SAKAI
横レイアウトを完全に生かし切ったレイアウトで飽きさせないポートフォリオです。
横長のレイアウトをただ均一に並べるのではなく、
作品に応じてポートフォリオの余白の活かし方が違うので、
横長でレイアウトしてポートフォリオを制作したい建築学生にはぜひオススメしたいポートフォリオです。
✓こんな人にオススメ
- 横レイアウトで生きる作品・パースが多い
- ダイナミックなポートフォリオが好み
学生が真似しやすい。キレイめデザイン
Ryosuke Mitake
初めてポートフォリオ制作に挑戦する建築学生がまず、押さえたいポイントをしっかり押さえてある。
初心者が真似しやすいポートフォリオです。
大学3年でハウスメーカーのインターン志望のあなたはまずこれをパクることから始めましょう!
✓こんな人にオススメ
- ポートフォリオを早急に作りたい
- はじめてポートフォリオを作る
- ハウスメーカー志望
横使い&余白でインパクトを出してるポートフォリオ
YUTA TANAKA
余白を利用して作品全体にインパクトを与えているレイアウトしてあるポートフォリオです。
レイアウト次第でそのものの印象を大きく変えられるので自分の作品に印象的に見せることが出来ます。
このポートフォリオを制作した田中さんは竹中工務店の設計部で、個人でスタジオもやられている方。実際にポートフォリオ制作について取材もしてみたので、動画も見てみてくださいね!
▼ポートフォリオPDFが欲しい方はこちら▼
✓こんな人にオススメ
- 余白を活かしたい
その他の建築ポートフォリオまとめ
ここからはその他に面白いと思ったポートフォリオをまとめて置きます。
自分の理想のポートフォリオを見つけるためにも、
じっくり見ていって下さいね!
グラフィックなデザインがかっこいい一冊!
作品と密度がとにかくヤバい一冊!
余白とインパクトのバランスが良い一冊!
横レイアウトが縦横無尽な一冊!
これらの良いポートフォリオに共通する2つのポイント
これらの良質なポートフォリオには2つのポイントがあります。
- 内容がひと目で分かる構成をとる
- 自分自身の強みを表現する
1つ1つ見ていこう!
ポートフォリオの内容がひと目で分かる構成をとる
1つ目はポートフォリオの内容をひと目で分かるようにすることです。
自分の作品と向き合いながら構成を考えていくのですが、
100作品ほどのポートフォリオを見てきた中で定番の構成(フォーマット)はこのようになっていました。
~ポートフォリオ定番フォーマット~
- 自己紹介(スキル)
- 作品コンセプト
- 作品制作の歴史
- ポートフォリオの目次
- 作品
- あとがき
簡単に流れを見ていくね!
①自己紹介(スキル)-2p-
まず最初は自分自身の紹介を載せます。
自分のスキルや賞歴、自分の取り組んだことなど軽く触れていることが多いです。
②作品のコンセプト-1p-
次に自分が作品制作(建築を設計)で何を心がけているかコンセプト仕立てで表現しています。
上手いポートフォリオは完結に一言でまとめてから作品にバトンタッチしています。
③作品制作の歴史-1~2p-
次にどんな時期にどの作品に取り組んでいたかをまとめましょう。
時系列でコンペ作品、課題作品、ゼミ活動、課外活動などが整理されているとあなたのヒストリーが伝わります。
④ポートフォリオの目次-1~2p-
これから紹介する作品の流れが分かるように作品をまとめて目次を作ります。
作品の特徴や掲載するページなどスムーズに見れるようにまとめます。
⑤作品-5~8+30~50-
自分の作品をレイアウトを決めてから作品を並べていきます。
就活では説明できる時間が限られるため、
- 自身のある3作品(5~8p)
- その他10作品(見開き2p)
に分けて、
ポートフォリオ冒頭に自身のある作品をボリューム多めで持ってきて、
後半は作品のコンセプトと図面パースで見開きに端的にまとめるようにすることをおすすめします。
⑥あとがき-1~2p-
建築以外の課外活動や自分でとった写真をのせている人などさまざま。
ここでたまりにたまった鬱憤を晴らす人が多い。
ざっとこんな感じです。
自分の作品に合わせてこの構成からマイナーチェンジして、
オリジナリティのあるポートフォリオを目指してみるのもいいと思います。
まずは構成からパクってみよう!
自分自身の強みをポートフォリオに表現
2つ目のポイントは自分自身の強みが表現されていることです。
CGが得意なのであればそのCG力を見せるために規模感の大きい建築を揃えて見せていたり、
マルチな設計能力が強みなのであればレイアウトを工夫して自分の能力がわかるように作品のカラーを決めて表現したりなど、
自分の強みに合わせて表現方法をしっかり変えています。
なので自分の強みをうまく表現できているポートフォリオからは自然にその人のストーリーを感じれます。
何度も修正を加えて沢山の人に見せてトライ&エラーで修正していきましょう。
徐々にストーリーを感じられるポートフォリオになっていくはずです。
自分の強みをリンクして話す練習を忘れずに ※重要
最後に一番重要なことを話します。
絶対に自分の強みと作品の強みをリンクして話す練習は必ずしておいてください。
ポートフォリオはあくまで就職・転職に使用する説明書。
作品集ではありません。←ここ大事
なので作品も魅力を伝えることより自分の作品をベースに自身の強みや個性をアピールすることが一番大事なんです。
そもそも
ポートフォリオってどんな時に使いますか?
もちろんポートフォリオを配送する形の書類選考もありますが、
多くの場合は就職・転職の面接時に使いますよね?
実際に面接に行くと作品への質問と同じくらい自分への質問がとんでくるんですよ。
あなたの強みはなんですか?とか
あなたの魅力を教えてください!とか
ぼくもそうだったんだけど建築学生は特にポートフォリオ制作にはすごく時間をかけるけど、
そこから自分の強みを言語化してアピールする所まで頑張る人は少ない…というか忘れがち。
就活・転職では絶対に「あなたの強みはなんですか?」と聞かれるし、
普通の就活生はこれに答えるために建築学生のポートフォリオ制作並みに時間を使います。何度も面接の練習をしたり、
自身を掘り下げたりします。
いくら建築系の就職・転職と言っても結局は対人の話。
コンペでとんでもなく賞を受賞してる人以外は作品だけでは合否はでないんです。そんな時に結局はいかに自分をアピールできるかが重要になってきます。
だからこそ、絶対に自分の強みと作品の強みをリンクして話す練習は必ずしておいてください。
自己分析をした上で自分の作品表現と合わせて語れる準備をしておいてほしいんです。
例えば、自分は「発想力が豊か」なおかつ「器用さがある」のが強みなら、
作品を紹介した後にぼくは全く関係のない所から着想して建築に落とし込む発想力があり、なおかつそれをデティールにまで落とし込む器用さがあるとアピールできますよね。
建築設計の就活の難しい所はただ口で強みを話すのもダメだし、作品の話ばかりをしていてもダメ。
作品を通して"自分は何が強みで何でどういう人間か"を話せなきゃいけないんです。
なのでまずは自己分析ツールを使って客観的に自分がどう見えるか、何が強みかを分析しましょう。
そして自分の強み把握した上でポートフォリオの作品を交えながら、自己アピールする練習をしてください。
おすすめの自己分析法を紹介
とりあえず自己分析が重要なのは分かってくれたかと思うので、ホントにラスト、おすすめの自己分析ができるツールを紹介します。
それがグットポイント診断。
一言で説明すると無料でできる自己分析のサービス。
人の強みって大まかには18種類存在するって言われてて、
この診断ではその中から自分に当てはまる強みを5つピックアップして詳しく解説してくれるの。
◎グットポイント診断の内容
- 一問一答の4択形式
- 質問は約300問
- 所要時間は20分程度
診断方法は4択で、
出題された300問くらいの質問に答えていくスタイル。
就活や転職に強いリクナビが転職者向けに無料で提供してるもので、
とてつもないボリュームでなおかつ、明確に自分の強みを診断してくれるサービスは他にないので就活生にもおすすめ。
もちろんぼくもやってみました。
▼診断結果▼





やる前は名前が超絶にダサいから心配だったけど、
無料の割にめっちゃ良かったし、すごい当てはまることが多い。
下の記事では実際にぼくの診断結果や聞かれる質問項目、この診断の詳細について紹介してるのでまずは読んでみてね。
≫【グットポイント診断】引くほど当たる強み診断があるらしくやってみた。
とりえあえず就活生はみんなやってる自己分析を30分で終わらせられるのは忙しい建築学生にはコスパ最強だなって思います。
なので君にはまずはやってみてほしい。
そして客観的な強みを把握した上で自分のポートフォリオを使ってどうやって自分を売り込むか考えてみてほしい。
そしてこれからポートフォリオを作るなら、
まずは診断を受けてその結果から自分をどう売り込むかを前提としてレイアウトを組んでみてください。
※後回しにするとぼくなら絶対にやらない。だから今やっちゃってください。
\グットポイント診断はこちら/
※グットポイント診断を受けるページに飛びます
最後に
ということで今回はテイスト別にポートフォリオサイトの中から厳選した7作品を紹介しました。
紹介したポートフォリオをパクって参考にして、
自分の説明書を完成させて下さいね。
またこれから就職活動を始める上で、必要な知識は下の記事にまとめておく。
実は大手企業は、就活解禁前に設計職の採用を終わらせてたりする所もあって、その辺りも詳細に書いてる。
お時間があれば読んでみて。