- ブラックな建築企業には就職したくない
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ブラックな建築企業の特徴を知っておきたい
- 内定をもらった企業がブラックかもしれない
建築業界ではキツイ・汚い・危険のいわゆる3Kのイメージがあり、ブラック企業も多く存在しています。
ブラックな建築企業を見分けて優良企業に就職するためには、どうすればいいのでしょうか。
この記事では、就活・転職エージェント「建築就活」の永井さんにインタビューをして
- ブラックな建築企業の特徴4選
- 建築企業の就活情報の集め方
- 「建築就活」ってどんなサービス?
について教えていただきました。
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目次
ブラックな建築企業の特徴4選
- 入社後3年間の離職率が30%を大きく上回っている
- みなし残業時間が45時間以上
- 年間休日が記載されていない
- 採用までのプロセスが短すぎる
それでは、1つずつ解説していきます。
入社後3年間の離職率が30%を大きく上回っている
ブラックな建築企業かどうか判断するためには、人が辞めていないかを見ることが重要です。
いい企業であればそこで働き続ける人が多いので、離職率は高くなりません。
具体的には入社後3年間の離職率30%を1つのラインとして判断していただきたいです。
入社後3年間の離職率が50~60%など、30%を大きく上回っている場合はブラックな建築企業である可能性が高いでしょう。
全業種でみると3年以内の離職率は30%ぐらいですが、業界によってかなり違ってきます。
建設業の場合は20代が転職するまでにかかる平均年数は4年、30代では9年ほどです。
そのため、新卒の3年以内離職率が30%を超えていると、企業に少し問題があるかもしれません。
みなし残業時間が45時間以上
みなし残業というシステムを理解して注意しておきましょう。
みなし残業とは、月収の中に残業代が最初から含まれているシステム。
みなし残業時間が毎月45時間を超えていると、ブラックな建築企業である可能性を疑った方がいいでしょう。
毎日2時間程度の残業代があらかじめ給与に含まれているので、求人ページでは他の企業よりも年収が高く見えてしまいます。
また、みなし残業時間以上に働いたとしても、超過分の残業代が支払われないことも珍しくありません。
求人ページを確認する際は
- みなし残業制であるか
- みなし残業制である場合は45時間を超えていないか
- 月収や年収に残業代が含まれていないか
上記について必ず確認しておきましょう。
年間休日が記載されていない
そもそも休日の日数が書いていなかったり、週休2日と記載しているのに年間休日数が不明であったりする企業は注意が必要です。
週休2日とか水日が休みと書いてあるだけでは、お盆や他の祝日に休めない可能性もあります。
祝日の曜日によって多少は変動しますが、118~120日ほどの年間休日があれば土日祝日は休めるでしょう。
年間休日についての記載がない企業の場合は、面接で必ず確認しておく必要があります。
面接で直接聞きづらい場合は、エージェントから企業に確認をしてもらいましょう。
採用までのプロセスが短すぎる
採用までのプロセスが短すぎる場合は、ブラックな建築企業である可能性が高いので注意が必要です。
面接が1回で決まってしまうような企業は、辞めていく人が多くかなりの人手不足に陥っているかもしれません。
ブラック企業は少しでも多くの人材を確保するために、採用までのハードルを極端に下げている可能性があります。
優良企業が本当に必要な人材であると感じて、1回の面接で採用してしまうケースもゼロではありません。
しかし、採用までのプロセスが短すぎる企業は、ブラック企業かどうかを疑っておいたほうがいいでしょう。
建築企業の就活情報の集め方
建築企業の就活情報は、以下の方法で集められます。
- 入りたい企業のOBやOG訪問をする
- 面接時やインターンの際に聞いておく
- 就活・転職エージェントに調べてもらう
それぞれについて、詳しく紹介していきます。
入りたい企業のOBやOG訪問をする
入りたい企業にOBやOGがいれば、訪問をして企業の情報を集められます。
求人情報に書いていることをOBやOGに確認することで、信ぴょう性の高い情報が得られるでしょう。
- 残業はほとんどないと書かれているのに、残業しない日の方が少ない
- 土日祝日は休みと聞いていたのに、実際はサービス出勤をしている
上記のように入社してみないと分からないことでも、OBやOG訪問をすれば事前に聞くことが可能です。
面接時やインターンの際に聞いておく
残業時間や休日について気になる点があれば、面接時やインターンの際に聞いておきましょう。
その際に明確な回答が得られない場合は、労働環境がよくない企業かもしれません。
ただし、面接やインターンの際に
- 休日出勤はありますか?
- 残業時間はどれぐらいですか?
などと労働時間に関する質問ばかりすると、「働きたくないのかな?」と採用側に思われる可能性があります。
聞き方がストレートすぎると、採用時にマイナスとなることもあるので注意が必要です。
就活・転職エージェントに調べてもらう
内定をもらっていない状態では、残業時間や休日について聞きにくい方も多いのではないでしょうか。
直接聞きにくいことは、「建築就活」のような就活・転職エージェントにお願いして調べてもらいましょう。
就活・転職エージェントは企業の現場担当者との繋がりがあるので、就活生が聞けないことも代わりに確認してくれます。
誰が聞いたのかは分からないように個人情報は伏せて確認してくれるので、採用に影響する心配はありません。
「建築就活」とはどんなサービス?
「建築就活」のサービスについて、以下の項目を紹介していきます。
- 「建築就活」は就活生と企業のマッチングをするサービス
- 「建築就活」が契約している企業以外でも紹介できる
1つずつみていきましょう。
「建築就活」は就活生と企業のマッチングをするサービス
「建築就活」は企業と就活生の間に入って、建築業界での就活をサポートする無料のサービスです。
年間で500名ほどの就職活動をサポートして、その数は年々増え続けています。
就活では求人サイトから企業を見つけて、自分で説明会や採用試験に応募することが多いですよね。
「建築就活」は働きたい企業や興味のある職種をヒアリングして、就活生の代わりに企業を探します。
履歴書など必要な情報が揃っていれば、自分で企業に応募する必要もありません。
「建築就活」を通して無事入社が決定したら、企業側から報酬が支払われるという仕組みです。
「建築就活」が契約している企業以外でも紹介は可能
「建築就活」が契約している企業以外でも、気になるところがあれば紹介は可能です。
就活生の名前や電話番号は伏せた状態で企業に情報をお渡しして、相手が希望すれば面接の設定をします。
どの企業も人材を欲しがっている状態なので、契約している企業以外でも面接をして内定をもらえる可能性はありますよ。
おわりに
ブラックな建築企業への就職を避けるためには、早い段階で1つでも内定を取っておくことが重要です。
1つも内定がないと就職を焦ってしまい、条件の悪い企業で妥協してしまうかもしれません。
建築学生は課題やポートフォリオの作成に多くの時間を取られるので、就職活動に十分な時間を取れないことでしょう。
しかし、採用側としては長く働いてほしい人材を探しているため、内定を取るためには企業を研究しておくことが大切です。
「建築就活」のようなサービスを利用して、企業の情報収集や応募など時間がかかる作業は就活・転職エージェントに任せてしまいましょう。