
どうも、しばたまるです!
卒制に一生懸命とりくんでいるそこの君!!!!
こんなことを周りに聞いたりはしていないだろうか。
「卒制のコツってなんですか?」
今日はそんな君の悩みに終止符を打つ!!!
卒業設計の最大にして唯一のコツ、、、
いや、、、
卒制・コンペにおいて究 極 奥 義をお教えします!!!
目次
卒業設計・コンぺで勝つための究極奥義(コツ)
それは審査員(建築家)の想像力をクスぐること。
もう、これ以外ないです。
正直、どんなテーマ・表現であってもその時の建築家の好みや、
気になっているトピックで変わってくるのでそんなこと気にする必要は一切ありません。
自分の一番取り組みたいテーマでやりたい表現をしてください!
もう一度言います。
必要なのは「想・像・力をクスぐること」
ただそれだけなんです。
プレゼンで建築家の想像力をクスぐる
それは「建築家の想像力を利用して妄想させること」です。
まず、最初にプレゼンでコレだけはやってはいけないことを先にお伝えしておきます。
それは「全てを説明しようとすること」
全てを理解してもらえれば、
きっと自分の提案を評価してもらえる、、、
そうやって理由のない勘違いしている人が多いんです。
言っておきますが
卒制は自分作品に正当な評価を与えてもらう場でないんです。
正確に言えば、そう考えておいてください。
審査が終わった後で、
「アイツよりオレの作品の方がクオリティが高い」とか
「なんで、アイツが選ばれるんだよ」とか
言ちゃう人は卒制展の本質を全く分かってない。
(気持ちはわかりますが)
卒制は自分の作品と一年間向き合うという貴重な時間で重要な経験ですが、
卒制展においては「自分の卒制をツマミにして建築家が妄想する場」だと考えてください。
つまり、もっとも会場内で
想像力を掻き立てられる上質なツマミを提供した人が有利になるんです。
卒業設計・コンペのプレゼンは点で話すことが重要
実際に上質なツマミを提供するためにどうやってプレゼンをすれば良いのでしょうか?
それはプレゼンの際、「線ではなく、点で話すこと」です。
もう少し詳しく言えば、
「全てを理解してもらおう」と線で話すのではなく、想像の余地を残すためにワードを小出しにして点で話すことです。
分かりにくいと思いますので、
ココからは実際に例を上げてしばたまるのヘタウマスケッチ付きで説明していきますね!
ヘタウマスケッチ解説スタート
※ペコケンちゃん
ということで、
ペコケンちゃんが「空飛ぶ幼稚園」というタイトルで卒制に取り組んでいるとして
タイプの違う3人の建築家に対して
線で話した時と点で話した時どう受け取られるかを検証してみたいと思います!!
では3人の建築家さんに登場していただきましょう、、、どうぞ!!!
ドン!!!!
ーー今日は来ていただいてありがとうございます!!
建築家ABC:いえいえ、いいですよ。
ーーでは自己紹介を建築家Aさんからお願いします。
建築家A:ぼくは感覚派の建築家です。
ぼくは建築そのものの魅力が重要と考えるね。ロジックは正直興味がないよ。
ーーありがとうざいます!!では建築家Bさん!!
建築家B:ぼくは理論派の建築家です。
ロジックがしっかりしている建築が好みですねぇ。どうやってその案が構築されたかに興味があります。
ーーありがとうございます!!では建築家Cさん
建築家C:ぼくは天才派です。
その建築が建った後、どうするのかが重要だね。建った瞬間にはあまり興味がないね。
ーーありがとうございます!!
今から3人の建築家さんには卒制のプレゼンを聞いてもらいます。その後、どう考えたか聞かせてください!!ではペコケンちゃんお願いします。
プレゼン開始(線で話す場合)
ペコケンちゃんありがとうございます。
背景から順をおって全てを満遍なく説明したプレゼンでしたね。
それではプレゼンを聞いた後の建築家の反応を見てみましよう。
建築家の反応
さて、線のプレゼンを聞いたあと、
どうしてか建築家が3人ともそれぞれの場所で違和感や疑念を持ってしまったようです。
これはどうしてだと思いますか?
線で話すプレゼンでは「アラ探し」しか出来なくなるから
それは線のプレゼンでは「アラ探し」しか出来なくなるからなんです。
ペコケンちゃんは出来るだけ自分の提案を理解してもらうために、
順を追ってまんべんなく説明していきました。
ですが、
全てを話し過ぎたせいで建築家ABCの3人はそのプレゼンからダメなポイントつまり「アラ」を発見してしまいます。
理由は簡単でペコケンちゃんが一本の線でプレゼンをしてしまったために、建築家が自身で建築を想像する余地が失われているんです。
また、
独自の思考の塊である建築家は
自分の思考から提案を見ることを「あなたの引いた線のせいで」禁じられてしまうため、
自分の思考に合わない場所を必然的に発見してしまいます。
この状態をぼくは「第三者状態」と読んでいます。
建築家を「第三者状態」にしてしまうと
建築家には「私の提案は全て筋がと通ってますよ、どうですか?」と聞いているのと同様の状態になってしまうんです。
この時に建築家に残された回答は
「あなたの意見に全て納得していればYES」
「少しでも違う部分があるとNO」
になるんです。
これだと、ほとんどの確率でNOになるのはわかりますよね。
では次に点のプレゼンをしていただきます。
プレゼン開始(点で話すの場合)
ペコケンちゃんありがとうございます。 自分がどう考えたかではなく、 自分が考えた上でできた建築の魅力に対して重点をおいたプレゼンでしたね。
それではプレゼンを聞いた後の建築家の反応を見てみましょう。
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建築家の反応 - 建築家A
建築家Aさんからは、
ペコケンちゃんが建築そのものの魅力を十分に語ったため、好感を覚えているようです。
建築家の反応 - 建築家B
建築家Bさんからは、
ペコケンちゃんがロジックについてあまり話さなかったこともあり、
Bさん自身の想像力で理想のストーリー作り頭の中で補って、そのストーリーにそって期待を込めた質問をしようとしています。
建築家の反応 - 建築家C
建築家Cさんも
同様に自身の想像力で理想のストーリー作り頭の中で補って、そのストーリーにそって期待を込めた質問をしようとしています。
それぞれの反応をまとめると
想像の余地を残した点のプレゼンをした結果、
建築家それぞれが自身の頭であなたの建築に対して独自のストーリーを持っている状態になりました。
これはどうしてだと思いますか?
点のプレゼンは建築家の想像力をクスぐる。
人間には話や文脈で足りない情報を自身の経験や知識で補う能力が備わっています。
しかも、建築家はこの能力に特に長けています。
なので自分の考えを分かってもらおうするよりも、
足りない情報を勝手に補わせて建築家自身に都合のいい提案に思ってもらう方が断然オトクなんです。
ぼくは建築家自身が自身の思考でストーリーを作って提案を見ている状態を
「当事者状態」と読んでいます。
建築家を「当事者状態」にすることが出来れば、もうコッチのものです。
建築家それぞれがそれぞれのストーリー・それぞれの思考で建築を見てくれているので、あなたが質問にこたえることが出来れば、
自然と建築家自身のストーリーに当てはめてくれます。
こうすることで建築家が自分の味方になりやすい環境を作ることが出来るんです。
点で話す時の具体的な3つのポイント
長くなってしまいましたので、ココで点で話すための具体的なポイントを3点紹介します。
①話す情報量は手持ちの半分以下に
自分が一生懸命考えたのは分かります。
ですが、
建築家に想像の余地を与えるために極力情報量をへらしてください。
極端に言えば、
- 簡単な背景
- コンセプト
- 建築としての魅力
だけでも良いくらいです。
まず、ロジックや細かい操作を話してはキリがありません。
紛れもない事実であるあなたの作った建築の魅力に時間を割くようにしましょう。
②意図的に話さない部分を作ろう。
線で話すと大きなデメリットとして質問される場所が特定できない事が挙げられます。 点で話す際に、 あえて話さない箇所を一つ決めておきましょう。
そうすることで、
質問される箇所をあらかじめ操作できるので対策が簡単にできます。
その質問に明確に答えられれば「コイツ、、、デキル、、、」と思わせられます。
③断言しよう。
これはどんなプレゼンにも言えますが、とにかく自身をもって断言しましょう。
よく建築家は「これは建築でやるべきことか?」という質問を投げかけます。
その際に、間髪いれずに、断言しましょう。
建築家も数分間で案すべて理解でできるものとは思っていません。
その時にあなたがどれだけしっかり取り組んだかを汲み取るために、
「あなたを試している」と思ってください。
その時に「いや、、、その、、、、なんというか、、、」と反応すると
「コイツ自身ないんだな、深掘りしてもいいものでてこないかもな」と思われます。
逆に断言すると、
コイツこんなにハッキリ断言しているんだから中身も濃いに違いないと思ってくれることもあります。
「間違ってるか」なんて気にせずに断言しましょう。
最後に
初めにも言いましたが
卒制展は正当な評価を与えてくれる場ではないと考えておいてください。
それを踏まえた上でどう立ち回れるという別のスキルが要求されます。
ですが、そのスキルは学校では教えてくれません。
ですがこのスキルは建築家として生きていく上で設計力以外に必要な重要スキルだと思います。
ぜひ、この奥義を駆使して卒業設計展を戦ってみてはいかがでしょうか!
PS.ご質問あればLINE@で受け付けてます。ぼく自身建築学生だったので少しは力になれると思います。
建築専門のYouTubeもやってるのでぜひ見て下さいね。
ちょっと得するおまけのお話
最後の最後まで読んでくれてありがとう!!
ほんとの最後に建築学生にはちょっとだけお得なお話をさせてください。
実はぼくには6年間に渡る建築学生時代で最も使って良かったと思うサービスがあるの。
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