目の前の就職に向き合おうと、ようやく重い腰を上げた土木学生の諸君。
けんちくは、しばたまる(@yabaikagu)です。
この記事では
- 土木学科卒で就職できる仕事や職種
- 土木学科の就活スケジュール
- 使うと便利な就活サービス
をまとめてます。
今回は土木学科卒の就活事情について。
以前、建築卒の就活事情についてもまとめたのでそっちはどんなものかな?と気になる人は覗いてみてください。
ぼく自身、土木系の友人や建設業界に進んだ先輩、知り合いも多いのでリアルな話を聞く機会も多い。
ぼくの知ってることをまるっと語るから聞いていってください。
目次
土木学科卒の会社の種類や職業
土木卒の主な職種はこちら。
ー会社の種類ー
- ゼネコン
- ハウスメーカー
- 工務店
- 建設コンサルタント
- ディベロッパー
ー職業の種類ー
- 土木設計技術者
- 施工管理士(現場監督)
- 測量士
- 土木系公務員
- 職人(大工・左官・鳶職・塗装屋)
それでは1つ1つ紹介します。
会社の種類
まずは会社の種類。
多くはこの会社の中の施工管理職での採用になるかと思います。
ゼネコン
■説明
設計から施工までのすべてを請け負う会社
■代表企業
大林組、大成建設、清水建設、鹿島建設、竹中工務店、長谷工コーポレーション、フジタ、五洋建設、前田建設工業、戸田建設、三井住友建設、西松建設、NIPPO
最初はゼネコン。
建築工事、土木工事、設備工事などを統合して行う企業で、
道路や病院、橋やダムの建設などの公共事業をメインに、規模の大きな建築を行なっている会社ですね。
ハウスメーカー
■説明
住宅の設計・施工までを行う会社
■代表企業
ミサワホーム、積水化学工業、積水ハウス、 三井ホーム、ダイワハウス、パナホーム、住友林業、飯田グループHD、旭化成ホームズ
次はハウスメーカー。
戸建住宅をメインに扱うメーカーで、
大手のハウスメーカーになると、その会社1つで設計〜施工まで行うシステムが作られていたりします。
工務店
■説明
戸建住宅を請け負う会社
次は工務店。
一般的にはハウスメーカーと同じように、戸建住宅を請け負う会社。
ハウスメーカーと異なるのは、地域に密着した形で戸建住宅などを設計している会社が多く、地域密着型のため、何か困った時にすぐ対応してくれることが多いイメージがありますね。
建設コンサルタント
■説明
施工を行うための事前調査、事業計画の立案・作成・施工管理など建設全般に関わる建設のコンサルタント事業
■代表企業
日本工営、建設技術研究所、オリエンタルコンサルタンツHD
次は建設コンサルタント。
施工を行うための事前調査、事業計画の立案・作成・施工管理など建設全般に関わる建設のコンサルタント会社。
専門的な立場から、地方自治体や民間企業に、道路、橋、ダム、水道、電力設備などのインフラを作る上でのコンサルティングや計画や設計などを行います。
ディベロッパー・不動産
■説明
不動産の売買から貸借・管理までを代行したり、仲介したりする事業。
■代表企業
三井不動産、飯田グループホールディングス、三菱地所、住友不動産、東急不動産ホールディングス、野村不動産ホールディングス、創造系不動産
次はディベロパーと不動産。
ディベロッパーは主に土地や街の開発をしている不動産会社。
大規模な住宅開発、都市再開発、リゾート開発など都市や土地の開発をメインにを行う業態です。
職業の種類
次は業種の種類です。
もちろん紹介するのが全てではないですが、ただこの範囲に就職する人が多いです。
土木設計技術者
■平均年収
約600万円ほど
■内容
道路、トンネル、ダム、橋などを設計する仕事
最初は土木技術者。
道路、トンネル、ダム、橋などを設計する仕事。
建築物の設計とは異なり、カーブやトンネルの曲率を決定したり、工事できるように設計する分野。建物とは違い長い間使われるものを設計するし、国の土台を作るのはやりがいのあるお仕事だと思う。
ぼくは建築なので違うけど、土木を深く勉強してたら確実にここに進んでる。
給料は平均600万ほどで地震大国の日本で公共物を設計できる能力は海外でも活かせるのでこの道のプロになれば世界を目指すこともできると思うよ。
施工管理士(現場監督)
■平均年収
約450万円~1000万円ほど
■内容
建物を建てる上での現場管理を行う仕事
次に施工管理(現場監督)。
建築物を建てる上での現場管理を行う仕事。
作られた設計案を現場の大工さんに指示したり何かと中間監理職的な立場。実際、土木系は施工管理に行く人が特に多んじゃないかな。
残業は多いけど給料はめちゃめちゃ良くて大手企業でもあまり学力は関係ない。それよりもやっぱり根性と受けながせる力が重要だって施工管理士のベテランさんはいってました。
結構、早朝から深夜までの仕事だったり忙しいと思うし、辛くて転職する人も多いから向き不向きがある。
どんな人が向いてるかプロに取材したので自分やってけるかな?と不安な人は見てみて。
施工管理に向いてない人の特徴は?現場監督歴11年のベテランに聞いてみた
測量士
■平均年収
約400万円ほど
■内容
土地の位置や距離や面積を測って現場の精巧な図面などを作成する仕事。
次に測量士。
土地の位置や距離や面積を測って現場の精巧な図面などを作成する仕事。
これにより建物た土木の設計や開発の計画がされる重量な役回り。だから測量をすることがメインとなるお仕事だけどもちろんデスクワークもあって年収は400万前後と一般的なサラリーマンに近いかな。
土木系公務員
■平均年収
約350万円~700万円
■内容
市や県に関する建築を買ったり、基準法に基づいて建てられた建物を審査したり、都市計画を考えたりするお仕事。
最後に土木系公務員。
市や県に関する建築を買ったり、基準法に基づいて建てられた建物を審査したり、都市計画を考えたりするお仕事。
福利厚生はもちろん手厚いし、一般の狭き門を潜り抜けて公務員になるよりも土木枠で公務員になる方が簡単。
建物を建てる際の住民への説明会とか開いたり、公共施設の安全管理なども仕事のうちだったりする。
施工管理士ってどんなお仕事?
土木学科から、施工管理士を目指す人は多いと思います。
ネットを調べれば、激務だとか、つらいとか、いっぱい書いてあるけど、実際どうなんだろ?って気になりますよね。
会社説明会に行くとやっぱり言いように説明されるので、リアルはどうなのかちゃんと聞いて来ました。
「リアルな仕事内容」から「どんな人が向いてる人のか」まで取材してるので、まずは見てくださいね。
また施工管理士さんが普段仕事で使ってる道具も取材しました。
道具を介してリアルな側面が見れると思うので、こちらも見てみてくださいね。
土木学科卒は就職は建設業界で引く手あまただけど
実際、土木系は少なくともここ数十年は需要があるので就職は割と安泰だと思います。
施工管理士や現場関係のお仕事は特に人手不足だし、就活サイトだけじゃなく、求人サイトまで情報が溢れてる。
ただ土木系の職種は結構なハードワークが多いので職種だけじゃなくどの企業がいいかを真剣に選ぶことが重要です。実際、そうとうに人で不足な所だと現場仕事ばかりで慣れるまでの数年は体力的に辛いかもしれません。
実際、精神的にしんどいってなった時にちゃんと部署移動ができるかどうかも、把握しておいた方が良いと思います。
例えば、現場ばかりを請け負う企業だったら逃げ場がないかもだけど、他にも色んな部署があるなら転職を考える前にしっかり病院で診断書を貰えば部署移動もできます。
また残業がえぐかったら、労働基準監督署に相談しにいくのも手です。
就職して3割は3年以内に辞めると言われる時代だし少しでも長く続けたいなら最初から"いざという時"に何とかなりそうな会社かどうかを調べておくのも良いかと思います。
幸いぼくの仲良い友達は大手企業の施工管理なんですけど、ちゃんと続けてて、これだけ収入貰えると、他にいけないって言ってました。
でも、最初の3年はやっぱり辛いし、息抜きをどれだけ休みにするかが大事らしいです。
土木学科の就活に活用できるサービス
最後に「就職活動に活用できるサービス」も紹介しておきます。
「使えば採用される」なんて便利なものではないですが、知っておけばいろいろと楽になるものを選定しました。
一部紹介しているサービスはアフェリエイトサイトを介してリンクを発行してるので、登録するとしばたまるに紹介料が入ります。
お前に金やってたまるか!って人は自身で検索して使えば回避できます。ここまで情報ありがとな!って方だけリンク踏んでください。
就活にで出遅れてしまった時に使えるサービス
DYM就職
まずは就職活動で出遅れてしまった時に活用サービスを紹介します。
始めに言っておくと、このサービスは自分で就活をテキパキできる優等生タイプの学生さんは使う必要ないです。
紹介するのは「DYM就職」というエージェント型のマッチングサービス。
企業と就活生との間に、担当者がついて採用までマッチングしてくれるものです。
特徴はなんと言っても書類選考がないこと。
登録したら、担当者がカウンセリングしてくれて好みの職種にマッチングしてくれます。
例えば「施工管理・現場監督、設備設計、CADオペレーターなど」の職種ですね。
就職活動中に自分の需要がどんな企業にあるか、カウンセリングを通してリサーチするのは結構良い手段だと思いますし、
このコロナのご時世で就職に不安な方は使ってみてください。
ただマッチングなので、自分の理想通りの企業に出会えるかは分かりません。気にいらない企業だったら、お断りすれば良いんです。
でも、ぶっちゃけ人で建設業界は不足なので、こう言ったマッチングで大手に入れる可能性もあるかもです。
無料で使えるサービスなので、いざという時の保険として活用してもらえると、精神的にも支えになるかと思います。
\紹介したDYM就職はこちら/
ESやポートフォリオを制作前に使える自己分析サービス
グットポイント診断
次に紹介するのは、就活前に終わらせておきたい自己分析ができる診断ツール「グットポイント診断」。
このサービスはリクナビNEXTが提供してる自己分析ツールで、20分間、4択の問題に答えると客観的に自分の強みや特徴がどう見えてるかを文章化して教えてくれます。
自分の強みを書きなさいとか、自分の長所は何ですか?みたい質問に答えるために言語化するのって難しいじゃないですか。
もちろん最初から自分で書けたり、話せれば良いんですけど、客観的にまずは分析してもらって、そこに自分の味付けをする方が圧倒的に早いと思いませんか?
自己診断ツールにはお金がかかるものもあるけど、リクナビが転職サイトで展開してるサービスだから登録すればタダで利用できます。
リクナビ側は「お前転職じゃないだろ!」と思うかもしれないけど、使えるものは有益でなのでES書く前にでも使ってください。
\紹介したグットポイント診断はこちら/
»【グットポイント診断】引くほど当たる強み診断があるらしくやってみた。
おわりに
ということで、とりあえずぼくが話せることはこんな感じです。
土木学科の就職と言っても一概にくくれなくて、自分の進みたい方向によっても変わってくると思います。
就職といっても自分のキャリアの1ステップ。
ぼくみたいに何の戦略もなく独立する人もいるので、ゆっくり考えてなるべく広い視野で考えてみてください。